料理上手のタレントは道具にもこだわりが強いということだろうか。料理名人で知られる俳優の市原隼人が自慢の包丁を披露し、視聴者から感嘆の声が上がっている。
市原は3月4日放送の「櫻井・有吉 THE夜会」(TBS系の)「夜っ会食堂」に出演。料理の腕前を披露した。
料理自慢とあってマイ包丁を持ち込む力の入れよう。マイ包丁は「有次」という創業461年の京都の老舗刃物店のもの。「食材とのすべりやすさとか、すごく使いやすい」と話し、プロの料理人も顔負けの手際のよさでネギやしょうがを切ってみせた。そのスゴ技と鬼気迫るオーラは、共演した藤原竜也が口をはさめないほどだった。
市原は包丁には並々ならぬこだわりがあるようで、料理対決で勝利した際のごほうびに包丁をリクエスト。番組が越前の若手鍛冶である黒崎優氏が手掛けた牛刀包丁を用意した。なんでも黒崎氏の包丁を手に入れるには1年待ちで、今回は番組が特注し価格は7万円という激レアな逸品。
「鋼材が何か細かなデータは披露されませんでしたが、刃の部分が縞模様になっていたので、積層鋼であるのは間違いありません。同じ作りの包丁はスーパーゴールド2という鋼材を用いているので、今回もそうかもしれません。これは日本のメーカーのステンレスで、切れ味がよく刃持ちもいい高級鋼材として知られています。使い勝手がいいのは言うまでもなく、見た目も非常に美しい一本です。これを熱望するとは市原さんはお目が高いですね」(モノ雑誌ライター)
同番組には以前に女優の三吉彩花が出演しており、マイ包丁を披露している。彼女の包丁も積層鋼だった。
「積層鋼の刃物には芸能人のハートをわしづかみにする何かがあるのかもしれません。切れ味はもちろん、刀身が美しい。味だけでなく見た目にもこだわる料理愛好家に支持されている理由ではないでしょうか」(前出・モノ雑誌ライター)
市原は料理対決でアジのなめろうとハマグリの汁物を作って櫻井翔に勝利。あらかじめリクエストしておいた牛刀包丁をゲットした。今頃その包丁を使って絶品料理を作っているに違いない。