歯科医には“夜の営み”がバレバレ!? 口腔内に表れる性的行為の痕跡とは?

 よく前日に“夜の営み”をした人は、「肌ツヤが良い」や「顔がスッキリしている」、「上機嫌でよく笑う」なんて特徴があると聞くが、どれも抽象的すぎるし、そもそも個人差だってあるだろう。第一、初対面の相手では比較のしようがない。そんな中、米国ミシガン州の歯科医フゼファ・カパディア博士が高い精度で判別できる方法を発表した。

 その目印となる“痕跡”とは、口腔内にできる小さな赤い斑点。レンサ球菌という細菌の一種の働きによって発生するそうで、これがある人物は、最近オーラル行為をした可能性が高いというのだ。

 2月8日に博士がこの現象について説明する動画をTikTokに投稿。すると、わずか4日で210万の「いいね」がつくなど世界中に拡散。英国の大手大衆紙「THE SUN」など各国のメディアがニュースとして伝えている。だが、専門医の間では口腔内の状態で性的な見極める方法は以前からあったようだ。

「この動画で指摘しているレンサ球菌とは別に、性病に感染している相手とオーラル行為をした場合、口腔内に赤い斑点や潰瘍、白い膜のようなものが発生する可能性があることは医師なら知っています。また、何か大きなモノを頬張った際にも粘膜の一部に傷や痕がつくことがあり、この2つの条件が重なった場合はその可能性が高いと言えます」

 そう語るのは、歯科口腔外科クリニックの医師。ただし、患者が通常の虫歯治療やデンタルケアで来ている場合、医師がそれについて指摘することはまずないという。

「相手のプライバシーに関わる内容で、下手すれば性ハラで訴えられかねません。それに口腔内の斑点などの原因もいろんな可能性が考えられ、ちゃんと診断するには検査が必要だからです。まあ、ひとつ確実に言えるのは、人の口の中をのぞき込む機会のない一般の方が見極められるものではないってことです」(前出・歯科口腔外科医)

 ちょっと残念な気もするが、きっと世の中の大勢の人はホッと胸をなで下ろしているに違いない。

(T-Factory)

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