窃視に盗み撮りも発覚!高校野球指導者への謹慎処分に「一発退場だろ」の声

 センバツ高校野球大会の代表校32校が発表される目前の1月26日、日本学生野球協会はオンラインによる審査室会議を開き、高校5件の処分を決めた。しかし、その処分対象となったトラブル内容を聞くと、センバツ大会のイメージダウンが危惧されそうだ。

「ちょっと聞いたことがありませんね。正確に調べたわけではありませんが、今回のような処分は初めてのケースでしょう」(アマチュア野球担当記者)

 高校野球の活動停止処分といえば、部員同士のケンカや暴力、監督、コーチらの行き過ぎた指導などが“定番”だった。

「愛媛県高野連の審判委員の窃視、野球部副部長の盗み撮りと、県の迷惑防止条例に違反したケースが2件発覚したのです。いずれも指導者ですが、“一発退場”にはならず、1年間の謹慎処分が下されました」(前出・アマチュア野球担当記者)

 日本学生野球協会とは、簡単に言えば、高野連と大学の野球部組織を統括する組織。謹慎処分などは同協会が下してきたのだが、本来ならば、野球部員たちを指導する側にあり、今回、処分を下された者たちは学生野球を発展させていく同僚のようなもの。今回の発表は前代未聞といっていいかもしれない。

 さて、センバツ大会は、現時点では有観客開催を前提に準備が進められている。吹奏楽部による応援も認める方向で、組み合わせ抽選会は2月23日に前倒しし、開会式での全校の入場行進はない。また、新型コロナウイルスへの感染防止を徹底させるため、消毒液や検温に要する費用がそのまま、入場料の値上げにつながった。

「当日券の販売はありません。検温なども観客にお願いしなければなりません。高校野球界が一丸となって感染拡大防止に努めるなか、たった2人とはいえ、指導者が不祥事を起こしていたとは…。果たして1年間の謹慎でいいのか、ファンに理解を得られないかもしれません」(関係者)

 実際、ネット上ではこれを「大甘処分」「一発アウト」と批判する声も多いが、甲子園球場のある兵庫県は緊急事態宣言が発令されており、センバツが始まる3月19日までに感染者数を抑え込めているのかどうか、予断を許さない状況が続きそうだ。

(スポーツライター・飯山満)

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