12月3日、ドンキホーテホールディングス(現パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)前社長の大原孝治容疑者が、TOB(株式公開買い付け)の公表前に知人に自社株を買うよう勧めたとして金融商品取引法違反(取引推奨)で逮捕されたが、これに関して某有名ユーチューバーにも疑惑の声があがっている。
「大原容疑者はわずか数十坪の敷地に『ドン・キホーテ』1号店がオープンした直後の1993年に入社すると、木更津店や幕張店、市原店の立ち上げの店長を務め、95年には取締役にスピード出世。2013年には副社長に就任すると、翌14年にはついに社長にまでのぼり詰めました。しかし、昨年8月に突如として社長交代が発表され、同12月には全役職を辞任していたことが明らかとなり、不可解な退任劇に疑問の声が上がっていました」(社会部記者)
18年10月に「ユニー・ファミリーマートHD」(現・ファミリーマート)がドンキに対するTOBをおこなうと発表したが、大原容疑者は同8月にTOBの決定を知るや、パチンコ店を経営する知人男性にドンキ株の購入を勧めたとの疑いが持たれている。
「今回、大原容疑者が逮捕されたことで人気ユーチューバーのラファエルさんにも《捜査の手が及ぶのでは?》といった声がSNSなどに数多く寄せられています。というのも、大原容疑者とラファエルさんは公私ともに交友関係があり、ラファエルさんのYouTubeチャンネルにも大原容疑者は数多く登場し、豪遊する内容の動画などがアップされているためです。また、ラファエルさんといえば『時給日本一』『年収5億円』の触れ込みで著書を出版するなど、業界では金満ぶりを売りに名を馳せた超有名人。そんなラファエルさんは、かつて個人価値を売買する『VALU』でインサイダー取引の疑惑が掛けられ、騒動から活動休止に追い込まれる事態にまで発展していたことがあったため、《ひょっとして2回目のインサイダー?》との声も上がっています。ただ、仲が良いというだけで疑うのはさすがに短絡的すぎですし、証拠もないのに騒ぐのはあまりよろしくないのではないでしょうか」(ITジャーナリスト)
ラファエル氏にとってはとんだトバッチリだろう。
(小林洋三)