「公開時にはCMをバンバン打って、キャストがバラエティ番組に出ずっぱりでPRしたものの、『トンカツDJアゲ太郎』はすでに上映打ち切り。黒木瞳さんがメガホンを取った『十二単衣を着た悪魔』も都内での上映館は3館のみ。来週中にも打ち切りが濃厚と見られています」(スポーツ紙記者)
出演映画が相次いで“大コケ”の様相となった俳優・伊藤健太郎(23)。10月29日に自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕され、翌30日に釈放。黒のスーツ姿で警察署前に姿を見せた伊藤は、
「自分のせいでケガをしてしまった被害者の方々にも、これから僕自身、一生をかけて償っていきたいと思っています。これからどのように償っていくべきか、しっかり向き合って考えていきたいと思っています」
こう語って深々と頭を下げた。釈放から1カ月あまり、芸能関係者が伊藤の近況を明かす。
「本当に反省しているようで、ほとんど自宅から外に出ません。事故については反省していますが、過去の素行不良について報じられたことについては身に覚えがないことも多く、ショックを受けている様子。たしかに、事件の前は『あのマネージャーむかつく』とか毒づく時はありましたが、愚痴の範囲。素顔は、メディアで書かれているほど性格は悪くない、ごく普通の青年ですよ。そんなこともあって多くの俳優仲間から励ましの電話をもらっているそうです」
事故発覚当初、所属事務所は今後の芸能活動について「捜査の推移を踏まえた上で、皆様にご報告をさせて頂ければと思います」と発表。気になる活動再開時期についてはいまだ見えてこない。
「渡部建さんが謝罪会見で久しぶりに公の場に姿を見せましたが、伊藤さんの場合は重症を負った被害者がいることなので、復帰には慎重にならざるを得ないでしょう。とくに地上波となると、自動車メーカーがスポンサーにつくことも多い関係で、まずは映画かネット配信のドラマで復帰するのが現実的かもしれません」(テレビ局関係者)
そんな声をよそに、当の伊藤本人は復帰に前向きな姿勢を示しているという。別の芸能関係者が復帰のタイミングとナマ肉声を明かす。
「本人の中では、自粛は年内いっぱいで十分という思いがあるようです。現在の所属事務所に対しても、マスコミのバッシング報道から守ってくれなかったとして、不信感を抱いていると聞いています。おそらく復帰を宣言すれば、また以前のように仕事が来ると過信しているのではないか…。自粛を年内で終わりにしたいという理由も単に『キリがいいから』という理由だそうですから、もう少し慎重になってほしいところです」
釈放された際に発した「一生かけて償う」という言葉は、今後どういった行動で示していくのか。復帰を望むファンのためにも、“万全の状態”で芸能界に戻ってきてほしい。