「見にくい物体」で炎上!黒沢年雄は知らない“ぽっちゃり芸人”の艶々好感度

 俳優の黒沢年雄(76)が17日、自身のブログにワイドショーに出演した女性タレントへの私見を投稿し、「内容が辛辣すぎる」と批判の声が相次いでいる。

 黒沢は「テレビの朝のニュースワイドショー。」と題した投稿内で「ゲストの女性芸人の方?タレント?異常にお太りになった、決して美しいとは言えず…見にくい物体を見せられるのは、愉快とは言えず…不愉快だ…。」と、ワイドショーに出演していたぽっちゃり芸人と見られる女性に対して辛辣なコメント。さらに黒沢は「自己管理が出来ていない。朝は一日の始まり…。爽やかな気持ちのいい、映像を提供して欲しい…。それがテレビの基本…。」「嫌なものを見た後は…。美しい…出雲の朝の山々に流れる霧の風景を観ながら…忘れる…としょう。」などとテレビ番組に対する私見を書き連ねた。

 このブログ内容を巡りネット上では《誰の事?》と、黒沢から批判を受けることとなったぽっちゃり体型の女芸人を特定しようとする動きが見られた。

 ネット上で濃厚とされたのはこの日、「グッとラック!」(TBS系)の火曜コメンテーターを務める3時のヒロイン・福田(32)に合流する形で出演した3時のヒロイン・かなで(28)だ。メディアの取材などで体重100キロ超えを公表したこともあるぽっちゃり芸人だが、そのポジティブさや癒し系なキャラクターから男女ともに人気が高い。そんなかなでへの発言ともとれる黒沢の「見にくい物体」などの辛口コメントの数々に《かなでの事かな? 誰でも当人が特定できるような書き方で悪口書くなんてひどすぎる》《不快に思ってもブログに書いちゃうのはやばい》《“物体”って…相手が誰だとしても失礼すぎるでしょ》とネット上では非難のコメントが寄せられている。

「『ぽっちゃり』していることをポジティブに受け入れているかなでは若い世代からの人気が高く、先月には女性ファッション誌『with』の企画で艶々なアンダーウェア姿を公開し、大きな反響があったようです。同企画のインタビュー内で『自分の体型などのコンプレックスも、受け止め方次第では唯一無二の魅力になる。それができる人は女性としても人としてもモテると信じています』とも語っており、多様性を認める現代社会において多くの人から共感を得ています。黒沢さんも自身のブログにちょっとしたテレビの感想を書いただけのつもりなのでしょうが、ほかの視聴者とは感覚にギャップがあったようですね。かなでをはじめ、ぽっちゃり芸人の好感度の高さを知らなかったのは明白です」(芸能ライター)

 女芸人への見た目イジリがイジメを助長する可能性が指摘されるなど、昨今では「ブサイクキャラ」といったワードも聞かれなくなった風潮の中、今回の黒沢の発言は相手が誰にせよ、ただの侮辱にすぎず、バッシングもやむなしと言えるかもしれない。

 (浜野ふみ)

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