新番組「ラヴィット!」早くも正念場、「忙しい朝に不向き」視聴者の厳しい声

「グッとラック!」(TBS系)の後継番組として3月29日に始まった「ラヴィット!」だが、早くもピンチの声が聞こえてきている。

「初回の視聴率が振るいませんでした。世帯平均視聴率は2.7%、個人平均視聴率は1.3%(関東地区)だったのですが、3月26日の『グッとラック!』最終回の世帯平均視聴率2.8%を下回ってしまいました。新番組の視聴率は通常、ご祝儀的に視聴する人が多いので、この数字にはスタッフも焦っているでしょう。まだ始まったばかりですが、『ラヴィット!』のスタートは大コケと言われても仕方ありません」(芸能ライター)

 同時間帯に「情報プレゼンター とくダネ!」の後継番組としてスタートした「めざまし8」(フジテレビ系)は、初回世帯平均視聴率6.2%。「とくダネ!」最終回の世帯平均視聴率7.3%から1.1ポイント落としているが、同番組の月曜日前4週間の世帯平均視聴率は5.9%なので、健闘していると言える。

「ラヴィット!」の視聴率はなぜ伸び悩んだのか。ネットでは「初回だから最初見てみたけど、退屈なのですぐにチャンネルを変えた」「主婦がお昼時に見る情報バラエティみたいな作りで、忙しい朝に見たい番組じゃないでしょ」「『グッとラック!』のほうが良かった」と、同番組から離れた理由がささやかれているほか、「何か『ヒルナンデス』みたいだな」「これじゃあ番組名『アサナンデス』にしたほうがいいかも」と、番組の内容が「ヒルナンデス」(日本テレビ系)と似通っていることを揶揄する声もあがっている。

「『ニュース、ワイドショーは一切扱わない』ということで、同時間帯の他局のワイドショーとは一線を画した方向性の番組になりましたが、視聴者の声を聴く限りは裏目に出てしまったかもしれません。MCに吉本興業所属の芸人・麒麟の川島明を起用し、一部では同時間帯『スッキリ』(日本テレビ系)のMCである加藤浩次潰しではないかとささやかれていましたが、視聴率的には加藤さんをアシストしてしまっている状態です」(前出・芸能ライター)

 3月26日、「グッとラック!」の最終回でMCの立川志らくは「ラヴィット!」について「見るわけない!」とキッパリ。続けて「2〜3年経ったら、心穏やかな気持ちで見られるかもしれないけど。だから『ラヴィット!』は短命で終わったら承知しない。何のために『グッとラック!』を終わらせたかわからなくなる」と独特な言い回しでエールを送っていたが、このままでは「ラヴィット!」も「グッとラック!」の二の舞になる可能性も。

 その時、果たして志らくは何と言うのだろうか。

(石見剣)

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