「グッとラック!」打ち切り必至でもロンブー淳の“業界評価”が急上昇のワケ

 後継番組に関する情報も流れ、朝のワイドショー番組「グッとラック!」(TBS系)が3月いっぱいで打ち切りになることが決定的と見られている。その一方で「打ち切り回避」と報じるメディアもあるが、番組存続の大きなファクターとなる視聴率はどうなのだろうか。

「昨年9月にはテコ入れとして田村淳をメインコメンテーターとして投入。さらには話題のフワちゃんを金曜コメンテーターに起用するなど思い切ったリニューアルを敢行し、これらの策が功を奏して視聴率はかつての2%台から3〜4%台へと向上しました。それでも同時間帯のワイドショーで最下位という定位置は変わらず、番組打ち切りの噂を払しょくするまではいかないようです」(業界関係者)

 もはや打ち切り必至の情勢で、いまいち期待外れだったとの評価も免れないリニューアル。だが、田村淳やフワちゃんに関して言えば、評価を大きく上げる結果になったという。

「まずフワちゃんは、池袋暴走事故に関して『苦しいニュース…』と涙を浮かべた姿で好印象を集めました。そして淳さんは放送後に自身のYouTubeチャンネルにて、番組では言い足りなかったことを付け加えるという試みが話題に。ワイドショーとYouTubeでは視聴者層がまったく異なり、数字には貢献していないと揶揄する声もありますが、ここまで積極的に番組を盛り上げようとするコメンテーターがかつていなかったこともまた事実。低視聴率に苦しむ制作陣にしてみれば、淳さんの前向きな姿勢は涙が出るくらいうれしいようです。起用時には局内でも疑問の声があがっていたそうですが、今ではすっかり淳ファンが増えているのだとか」(前出・業界関係者)

 テレビの第一線からは距離を置いたとの見方ともある淳だが、スタッフからの“業界評価”を高めたとあって、改めてテレビ業界でも注目を浴びることになりそうだ。

(浦山信一)

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