コロナの感染リスクを避けるため、今年は帰省や遠方への旅行を控える人が多く、航空各社は未だ多くの国内線が欠航したまま。お盆休みの期間ですら高速道路は渋滞も少なく、新幹線もガラガラだった。
そんな中、休日を地元や県内のホテルや旅館で過ごす人が増えているという。
欧米ではこのように休暇を近場で過ごすことを「ステイケーション」と呼び、コロナ禍の影響もあって最近注目を集めている。宿泊予約サイトで検索してみると、宿泊施設の所在地と同じ地域在住の方を対象とした「県民割引プラン」を用意しているところをよく見かける。
「今までも同じ県内で遊びに行くこと自体は多かったですけど、毎回日帰りだったんです。でも、今年は県民割で宿泊料金が安いところがいくつもあったので、その中から選んだ地元の高級ホテルへ家族で泊まりに行きました。こういう機会じゃないと泊まることもないですが、地元でのんびりするのも案外アリだなって思いましたね」
そう話すのは神奈川県在住の会社員。「GoToトラベル」キャンペーンが始まる以前から県民割プランを実施しているホテルは多く、積極的に活用していたとか。
ちなみに現在は県民割を用意してない宿泊施設でも同キャンペーンを活用することで格安で泊まることができる。先日のシルバーウィークで羽田空港の保安検査場に行列ができるなどコロナ発生後初めてといっていい賑わいを見せていたが、それでも例年に比べると遠出する人はまだまだ少ない。年末年始にしても「今年は家でのんびりする予定」という人が多いだろう。
でも、どうせ自宅で過ごすつもりなら地元の高級ホテルに滞在するのも悪くない。都内には1泊数万円するようなラグジュアリーホテルが数多くあり、10月以降であれば通常よりもかなり安い料金で泊まることができる。
地元の高級ホテルでセレブ気分。そんな休日を過ごしてみるのもたまにはいいのでは?