保護責任の放棄どころではない。もはや殺人と言っていいレベルでは? そんな批判が殺到しているのが香川県で幼い姉妹が犠牲となった車内放置死事件。保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された竹内麻理亜容疑者の新たな供述を報じたのは、「毎日新聞」だった。
9月16日に配信された記事によれば、夫に嘘をついて、姉妹を実家に預けなかった理由について、「飲みに行くことを家族に注意され、預けられなくなった」と供述しているという。さらに車内から押収されたサンシェードについては、「外から子供の姿が見えないようにつけた」として、人目につかないよう駐車場の奥に停めたことも“隠蔽工作”のひとつと見られている。
「高松の事件で竹内容疑者が嘘をついた大きな理由は、知人男性との不貞関係にあったと言われています。嘘に嘘を重ねて“密会”したことで、結果的に幼い2人の命が犠牲になってしまいました。この事件を受けて、『うちの妻は大丈夫か?』といった相談が多く寄せられています」
こう語るのは、日々、男女関係の相談を受けるカウンセラー。実際、コロナ禍によって夫婦関係に亀裂が入ったというケースは多いようで……。
「緊急事態宣言で自粛生活を強いられた反動からか、全体的に“不貞活動”は活発化していると言えます。もっとも多いのが元カレや同級生といった古い付き合いから発展するパターン。フェイスブックなどのSNSで、『しばらく会ってないけどコロナは大丈夫?』『マスク足りてる?』なんて再び連絡を取り合うには、格好のタイミングだったかもしれません」
巷では「コロナ離婚」なる新語が飛び交ったが、こうした夫婦の危機に乗じて、多くの家庭に不貞の魔の手は忍び寄っていたようだ。では、不貞の芽を摘むにはどうすればいいのか。
「わかりやすいのは、ある時を境にしてスマホの画面を伏せるようにしたり、メッセージが届いた場合も『あ、後でいっか』などと言って一人になったときに確認するようになったりしたら要注意かもしれません。メッセージを返す場合も、必ず画面が見えないような角度で打ち込んでいるというのも怪しいです。チラリとメッセージのやり取りを盗み見ることができた場合ですが、瞬間的に判断できるパターンは、明らかに異性相手にタメ口でやり取りしている場合ですね。一線を超えているか、超えそうになっている可能性が高いです」(前出・カウンセラー)
そんななかで、妻の不貞を見抜いたという40代の男性に話を聞くことができた。
「うちの妻の場合は、LINEのメッセージが届いた際の通知を、内容が分からないように非表示設定にしていたんです。初期設定では表示になっているので、故意に設定を弄らないと非表示にはなりませんから。探偵を雇うのも気がひけたので、SNSに詳しい知人に調べてもらったら、インスタの裏アカウントを発見。お花畑の写真と一緒に『今日もほんの数時間しか会えなかったけど楽しかった』『今度はいつ会えるかな』なんてメッセージが綴られていたんです。おまけに『不貞』のハッシュタグまでついていて、同様に不貞に走っている女性たちの共感コメントが寄せられていてビックリですよ。不貞行為だけでなく、そんなインスタ投稿の“不貞自慢”でストレスを発散させていたとは……。6歳になる子がいて、親権を含めて離婚協議中ですが仮に親権を取られたとしても、養育費はこれっぽっちも出すつもりはありません」
かつては探偵を雇うなど、不貞の証拠を握るには大変な労力を要したが、SNSをきっかけに発覚するケースも多いという。高松の事件は極めて珍しい例としても、子供に悪影響を及ぼさないうちに、不貞の芽は早めに摘んでおくのが賢明かもしれない。
(オフィスキング)