芸人の不貞騒動続出の中、干されなかった板尾創路の生存戦略がすごい

 芸能人にとって、不貞はリスクでしかない。芸能活動を自粛、違約金が発生することもあり、一定期間は表舞台から姿を消すことが多い。だが、まれにその後の芸能活動にまったく支障をきたさない者もいる。板尾創路はそんなひとりだ。

 今もほんこんとのコンビ「130R」を続行しているが、板尾は関東、ほんこんは関西に住んでいるため、会うことはない。それでも芸歴40年近くにもなると、解散という考えはないようだ。

 30歳だった94年に、当時中学生の女子に対し不適切な行為をしたとして逮捕されている。その女子が別件で補導され、取り調べで板尾とも関係を持ったことを話して明るみに出た。板尾は女子が18歳以上だと主張した言葉を信じて関係を持ったため、被害者でもあった。罰金30万円を払い、およそ8カ月間謹慎して復帰した。

 98年に一般女性と結婚したあとも、週刊誌にたびたび“婚外恋愛”が暴かれた。54歳だった17年には、27歳のグラドルと渋谷のホテルへ向かうところを写真週刊誌に撮られた。後日、相手の女性は「(ホテルで)映画を観ていただけで男女の関係は一切ありません」と回答したが、真相はいまだに明らかになっていない。

 その3年後には、28歳の一般女性と再び不貞騒動。しかし前回と異なり、ツイッターのDMを通じて連絡をしたのは板尾のほうから。何度か交信しているうちに、食事をすることになった。だが、レストランが予約できなかったためカラオケボックスで会い、女性にキスをして、ワンピースの中から手を入れて胸などをさわったという。板尾はおおむね認め、軽率な行為を猛省した。

「生々しい行為をきっぱりと認めたせいか、後追い報道や芸人がイジることなく、黙殺に近い形で終息しました。板尾さんのイメージダウンもほぼなかったきわめて珍しいパターンです」(週刊誌記者)

 ダウンタウンの松本人志や今田耕司、東野幸治や千原ジュニアほかあまたの人気芸人、俳優から絶大な信頼を得ている板尾。生き抜く知恵がスキャンダルを上回った好例といえよう。

(北村ともこ)

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