140円で700km以上の長距離旅!破格の“大回り旅行”で知っておきたい4大ルール

 JRの最安運賃は140円。距離にすると1〜3キロ区間の料金だが、実はこれにはとある“裏ワザ”が存在するのを知っているだろうか?

「大都市近郊区間」と呼ばれる特定のエリアでしか使えない方法だが、その範囲内であればどんなに遠回りをしても支払う運賃は最短区間分でOK。わかりやすく説明すると、東京駅から隣の有楽町駅までは山手線や京浜東北線で所要時間は約1分で運賃は140円。しかし、これを丸1日かかるような遠回りをしても運賃は同じ140円に据え置きとなるのだ。

 なぜそのようなことが可能かというと、大都市近郊区間はJRの運賃計算の特例が認められている区間だから。JR東日本ホームページ内の「きっぷあれこれ」を見ると、《実際にご乗車になる経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃で乗車することができます》とある。

 ただし、無条件でこのルールが適用されるわけではない。ちなみに基本的なルールは、

1. 大都市近郊区間の外には行けない

2. 途中下車できない

3. 同じ駅・区間を通ることはできない

4. 乗車駅と最終下車駅は違う駅であること

 大きくこの4つ。これさえ守っていれば、ルートの設定は自由自在だ。

 ちなみに東京近郊区間は、首都圏1都6県にまたがる広大なエリアでJRの路線だけでも網の目のように走っている。仮に始発から終電の丸1日使った大回りであれば、房総半島や北関東などをグルッと一周することだって可能。途中下車ができなくても車窓の景色にバリエーションはあるし、最近はエキナカ施設が充実している駅が増えており、食事や買い物に困ることもそれほどない。つまり、その気になればいくらでも楽しめるというわけだ。

 現在、JRの大都市近郊区間は首都圏のほかに関西2府4県の大阪近郊区間、福岡近郊区間、新潟近郊区間、仙台近郊区間の5つ。周遊券などの乗り放題きっぷよりも安く、使い勝手も決して悪くない。なお、suicaなどの交通系ICカードでも大回りは可能だが、改札を出る際に大回りであることを駅員に説明しなければならないため、きっぷを購入したほうがいいだろう。

 お金を極力かけずに鉄道の旅がしたい人は、「140円」「大回り」で検索すると、先人たちがオススメするコースがヒットするはずだ。なかには移動距離が700km以上という“長距離旅”も存在する。最新の時刻表を確認しながら、地元発着のGoToトラベルを楽しんでみては?

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