ビジャレアル移籍で飛躍なるか!? 久保建英の“マッパ動画”に見た19歳の進化

 スペインのレアル・マドリードが保有する日本代表MF久保建英は8月10日、スペインリーグ1部・ビジャレアルへ期限付きで移籍することが正式に発表された。

 久保が2020-2021シーズンを過ごす新天地として選んだビジャレアルは、クラブの公式サイトにて「新たなMFであるタケ・クボがクラブの医療センターにて実施されたメディカルチェックに合格した」と報告。実際にマスクとキャップを着用した久保がメディカルチェックに臨む様子も動画で紹介し、そこには鍛え上げられたたくましい上半身を見せつける久保の姿が確認できる。

「ヨーロッパで戦う上での久保の課題として長く懸念されてきたひとつに、フィジカル面の弱さがあります。現在でこそ173センチにまで成長しましたが、まだまだ欧州では小柄な扱いであり、足りない身長分は筋肉の厚さで補う必要があります。今回のメディカルチェックの際の久保の上半身を見る限り、以前と比べてかなり隆々とした印象。コロナ禍の影響でヨーロッパサッカー界も3〜4カ月の中断を余儀なくされましたが、その間もしっかりとボディメイクに努めていた証しでしょう。普段はあまりお目にかかれる機会の少ない久保の上半身マッパ姿。ひと回りほど大きくなったようにも見える19歳MFのガタイには、日本のサポーターからも『細い細いって言われてたのにちゃんと鍛えてるやん』『意外と分厚い。着痩せするタイプなのかな』『自分に今足りないものを冷静に把握して強化してるんだなぁと』との声が寄せられています。マジョルカでの初年度も筋肉ムキムキの相手DFに囲まれるシーンも多かったので、オフの期間にこれだけたくましい身体に仕上がっているというのは期待できますね」(スポーツライター)

 スペイン2部へと降格してしまったマジョルカでは孤軍奮闘し、ゴールにアシストと素晴らしい活躍を見せていた久保。クラブの規模を考慮すれば、ビジャレアルへの加入は明らかなステップアップであり、将来的には保有元であるレアル・マドリードへの帰還を視野に入れていることは、もはや言うまでもないだろう。

 準備万端のムキムキの上半身と共に、来季も新天地で突出した輝きを見せてもらいたいところだ。

(木村慎吾)

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