国防の危機!中国から届く「謎の種」と「白い飛行物体」に意外な共通項が浮上

 現在、世界同時多発的に、注文していない「謎の種」が中国から送りつけられるという事件が相次いでいる。

 日本でも被害報告が相次ぐ中、先日、タレントの小川菜摘の元にも種子が届いていたことが判明。あろうことか小川は、何の警戒心も抱かずにその種を植えてしまったことを自身のSNSに投稿。ネット上では「こんなどう考えても怪しい種を普通植える?」「毒性のある種だったらどうするつもりですか?」「もう少し考えて行動したほうがいい」と心配する声があがった。

 具体的な送り元は不明だが、アメリカの報道によると、どうやら種子の種類はミントなどのハーブ類、キャベツ、トマト、カラシナ、バラ、アサガオなどと判明している。

 なぜ中国からこんな気味の悪い物が届いているのか。一部専門家の間では、たとえばオンラインショップの販売業者が、一方的に顧客が頼んでもいない商品を送りつけることで、受取人を偽って高レビューを書き込むことができるため、それを目的とした「ブラッシング詐欺」などの可能性が指摘されている。しかし、国際政治ジャーナリストはそれ以上の危険性を指摘する。

「中国から謎の種が送りつけられている地域は、日本、アメリカ、カナダ、一部ヨーロッパなど、いずれも中国と政治対立を深めている国ばかりです。中国政府は関与を否定していますが、彼らの仕業である可能性は否定しきれません。種子の入った封筒には届け先の宛名や住所が記載されているため、『お前らの国の個人情報はすべて把握しているぞ』というメッセージが込められているとの解釈もできます。つまり、これらの個人情報を使えば、政治家や国防に携わる要人の家にピンポイントで爆弾や毒物を送ることもできるため、日本の国防に大きなダメージを与えることも可能なわけです」

 このように世界に脅威をもたらす中国だが、日本には特に警戒を強めなければならない理由があるという。日本は中国との間で尖閣諸島の領海問題や歴史認識問題を抱えているが、最近は米中覇権戦争の巻き添いを受けて、さらに関係悪化の一途をたどっている。

「今年6月には、宮城県などの上空で白い謎の気球らしき飛行物体の目撃情報が相次ぎましたが、あれも中国の仕業ではないかという噂があります。あの時は結局、日本は飛行物体の正体を突き止めることはできず、今回の“謎の種”も日本中にばら撒かれました。もし、あの飛翔体と種子が、爆弾や生物兵器だったとしたら、何らかの被害が出てもおかしくありません。もしも中国が関与しているとしたら、日本の危機管理能力を試すつもりだったのではないか…。そんな疑念がぬぐえません。今回の件で、日本の脆弱な国防力を知った諸外国やテロ組織が、今後の有事の際、毒物や放射性廃棄物、日本の農産物を脅かす外来植物などを次々と送りつけてくることも考えられます」(国際政治ジャーナリスト)

 未確認飛行物体が領空を飛び交い、無検査の種子が日本中の家庭に配達されるという現実。これを国防の危機と言うのは大げさだろうか。惨事が起きないことを祈るばかりだ。

(道明寺さとし)

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