新型コロナウイルスの影響で、”路上飲み”が急増しているという。7月1日には情報番組「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)で、路上でお酒を飲む人たちの特集を放送したことから、ツイッター上では「路上飲み」がトレンド入りを果たしたが、その投稿の多くは厳しい意見がほとんどだった。
「路上飲みをする人たちは、おのおのスーパーやコンビニで缶ビール、缶酎ハイ、おつまみを購入して、コンビニの前や駅前、公園などの路上で仲間たちと酒を飲みます。その理由は、《まだ居酒屋でお酒を飲むのはコロナ感染のリスクが高いと思うから》《缶ビールや缶酎ハイを買って外で飲んだ方が安上がりだし、何かと気楽》《外出の自粛が長く続いたぶん、外で飲む開放感がたまらない》といったものが多いといいます」(週刊誌記者)
緊急事態宣言の発令時には、Zoomなどを利用したオンライン飲み会がブームとなったが、本当は参加したくなくても断りづらかったり、大人数だと話すタイミングが難しかったり、上司や先輩からハラスメント行為を受けたりと、オンライン飲みに疲れたり飽き飽きした人たちが路上飲みに流れているという傾向もあるとか。
「開放的に路上で飲みたいという気持ちはわかりますが、複数人でたむろしながら飲んでいる集団に恐怖感を覚える人も当然いるでしょうし、酔っぱらって他人に絡んだり、ゴミをポイ捨てしてしまったりと、マナーの悪さを指摘する声も多くあがっています。また、『グッディ!』でも新宿駅の駅前で地べたに座り込んで路上飲みする人たちの映像が流れていましたが、多くの人が行き交う場所で、マスクなしで集団で大声を発しながら飲酒をしていれば、その感染リスクは“密状態”の居酒屋とさして変わりません。通行人とのトラブルに発展する恐れもあるでしょう」(ジャーナリスト)
本人だけの問題ではないことを理解して欲しいものだ。
(小林洋三)