アベノマスクを卑猥なGカップ選挙ポスターに!北区補選で女性候補5人が火花

 佳境を迎えている東京都知事選。しかし、気がつけば、都知事選よりも注目を集めている選挙がある。そう、東京・北区都議補選である。5人の候補者全員が女性なのも注目される理由のひとつだが、話題をかっさらっているのは、ホリエモン新党から立候補している新藤加菜氏。ニコ生からはじまり、YouTuberとしても活躍する「ゆづか姫」である。「週刊プレイボーイ」のグラビアを飾ったこともある美貌とスタイルの持ち主だ。

 そして今回、世間の度肝を抜いたのが新藤氏の異色の選挙ポスター。アベノマスクをアンダーウェアにアレンジした限界ギリギリの特製コスチュームと、推定Gカップの胸の渓谷がバッチリ…という、かなり刺激的なビジュアルだ。ポスターが貼り出されると、話題沸騰となったが、同時に批判も噴出。東京・北区でいったい何が起こっているのか、女性人権問題に詳しい女性ライターに話を聞いた。

「ゆづか姫の胸元もあらわな“アベノマスクポスター”を批判している中心勢力は、いわゆるフェミニスト系ですね。代表的なふたりが、共産党の池内沙織前衆院議員と、アイドルでライターの肩書きを持つ石川優実氏です。池内氏の批判は『女性を差別し続け性的に消費し続ける』『選挙をバカにしてる』というもの。石川氏は『関係のないところで女性の肌着姿を扱うのはもうやめて』というもの。池内氏がオーソドックスなフェミニスト、石川氏は新時代派というところでしょうか。『過激なフェミニストは嫌い』と公言するゆづか姫としては、願ったりかなったりのバトルだったのではないでしょうか」

 こうした“過激ポスター論争”を受けて、ホリエモン新党・党首の立花孝志氏は「外見が悪く頭も悪い女性が、外見も頭も良い女性に嫉妬していると思います」との見解をツイート。さらに批判が高まると、テラハ事件を引き合いに出してフェミニスト側からの批判の過剰さを「いじめ」と断罪した。

「まあ、誰か個人を指して言ったわけではないでしょうが……。そして、さっと相手を加害者認定するあたり、相変わらずの喧嘩上手ですね。これくらいの炎上は完全に想定範囲内だったと思いますよ。過激なポスターは、小さな子を持つ主婦層からは大きな反感を買っているようですが、実際、一部のスポーツ新聞やネットメディアで大きく取り上げられていることもあって、批判や炎上を含めて作戦大成功、といった感じですかね」(前出・ライター)

 注目の「女の闘い」、都知事選と同じく7月5日に投開票が行われる選挙結果が気になるところである。

(オフィスキング)

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