海外メディアもダメ出し!安倍首相“ベツノマスク”着用に批判が殺到

 8月1日、安倍晋三首相はいわゆる”アベノマスク”と言われるサイズの小さな布マスクではなく、鼻からあご全体を覆う大きなマスクを着用して首相官邸入りした。首相はアベノマスクの配布がスタートした今年4月から3カ月以上、かたくなに着用し続けていたが、突然の“ベツノマスク”転向にはどんな心変わりがあったのだろうか。

「関係者によれば、マスクの供給が増え民間のマスクが購入できるようになり、8月中にも転売規制が解除される見込みであることから、今後はアベノマスク以外の様々なマスクを使用する方針だといいます。なお、この日のマスクは福島県で作られたもので、復興支援を兼ねて着用したということです」(社会部記者)

 首相の脱アベノマスクに対してネット上では、《市販の国産マスクが買えるようになったらそっちを着けるって、アベノマスクの性能が低いって言ってるようなもの》《むしろアベノマスクが余ってるんだから責任持って着けろよ》など厳しい意見が寄せられている。また、復興支援で福島産マスクを着けたことに対しても、《安倍首相が着けたマスクなんてイメージ悪くなるからやめてくれ》《復興支援どころかむしろ売れなくなるのでは。どこのメーカーのマスクかは言わないで》などといった辛辣な声も殺到する有様だ。

「7月下旬には介護施設などに配る予定だったアベノマスク8000万枚が野党からの批判を受けて、配布は2000万枚にとどめて残りは備蓄する方針であることも明らかになりました。こうした経緯を踏まえて、首相がアベノマスクを外したことに『事実上の政策失敗を認めた』と報道する海外メディアもあります。アベノマスクが余っているのなら、首相だけでなく、これまで使用してこなかった閣僚たちにも、責任を持って消費してもらいたいものですが…」(ITジャーナリスト)

 果たして、アベノマスクが日の目を見ることはあるのだろうか。

(小林洋三)

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