「鼻クソやで!」上沼恵美子が梶原への「戦力外通告」でブチ切れたウラ事情

 突然すぎる「戦力外通告」だった。

 6月29日に放送された「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)でパーソナリティーの上沼恵美子が同番組レギュラーのシャンプーハット・てつじをねぎらいながら「てっちゃんは大阪にいてくれるので」と、今後も一緒に共演していくことを報告。だがもう一人のレギュラーであるキングコング・梶原雄太に話がおよぶと、こうブチまけたのだった。

「梶原くんが『東京から(来るのが)しんどい』ということで…。行ったり来たりというのがね。それから忙しくなってきてるしね、ユーチューブで。私も突然、聞かされて『へ〜』って思っているんですけど、一応卒業という形ですね?」とスタッフに確認するように、一方的に梶原の「番組卒業」を宣告してしまったのだ。

「上沼さんが梶原さんを寵愛しているのは有名な話でしたから驚きですよ。梶原さんは4年前から『こころ晴天』で隔週レギュラーを務めていましたが、上沼さんの毒舌を上手に受け止めていて、2人の息はピッタリでしたから。上沼さんの『しんどくなった』という発言に対して、梶原さんはYouTuber・カジサック名義のツイッターで《「上沼恵美子のこころ晴天」を卒業させて頂くのは事実です》としながらも、《「忙しくなって東京から行くのがしんどくなったから卒業した」と僕が言った事実はございません》と、上沼さんの見解を一部否定していました」(放送作家)

 じつは前出の「こころ晴天」では、その後、上沼が「ギャラ鼻くそやで!」と憤りをあらわにする一幕があった。

「上沼さんが言いたかったのはギャラが低いということではなく、安いギャラでやってるんだから、好きなことをさせて、ということ。上沼さん本人も『ラジオは自分でやりたいからやってるんです』と語っていましたね。番組のキャスティングに大きな影響力を持っているかのように思われて、一般の人からも『あの人やめさせてくれませんか』と頼まれることもあったと明かしています」(前出・放送作家)

 だが、上沼はこのラジオ番組でこう語っていた。

「プロデューサーさんに『私、あの子はやりにくいわ〜』っていうのは言います。とくにラジオの空間って嫌いなヤツとしゃべれますか? そない言うて“なあなあ”になるのもイヤや。難しい頃合でしてね」

 このくだりでは具体的な名前こそ出していないものの、この番組で一方的に「卒業」を宣告された梶原には、とても聞かせられない内容だ。

 つまり、上沼のラジオのギャラは「鼻クソ」レベルの安さ。だから好きにさせてくれ。嫌いなヤツと一緒にいたくない、という論法のようだ。関西のラジオ番組のギャラは本当に「鼻クソ」なのだろうか。在阪ラジオ局の関係者が明かす。

「確かに安いですよ。浜村淳さんは『ありがとう浜村淳』という帯のレギュラーを40年以上続けていますけど、ギャラは1本5000円だとか。冗談かどうかはわかりませんが、本人もそのことを周囲に言いふらしていて『かれこれ「ありがとう」を40年続けて5000円よ』と言ってから、『どこが「ありがとう」やねん。“ありがた迷惑”よ』とオチをつけるのが定番になっているそうです。上沼さんのギャラ? それは口が裂けても言うもんじゃありません」

 上沼は梶原にとって芸能活動の窮地を救ってくれた大恩人とされる。仮に「鼻クソ」同然の安いギャラだったとしても、律儀に4年間も大阪のラジオ局に通い続けたのは、恩義に報いたかったからだろう。師弟関係にいったい何があったのか。次回の「こころ晴天」で、そのタイトル通り、リスナーのモヤモヤを晴らしてほしいものだ。

(近田ラリー)

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