アベノマスクで日本郵便大打撃!「再配達中止」のウラに「マスク返品」大騒動

 日本郵便が、4月15日から当面の間、郵便物や「ゆうパック」、簡易書留などの当日再配達の受付を取りやめると発表した。再配達を希望する場合は前日までに電話やインターネットでの予約が必要となる。

「従来は午後5時までに依頼すれば当日の再配達に対応していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛などの影響で、ネット通販の利用が増加しており、安定的なサービスを維持するために取りやめることを決めたといいます。しかし、当日再配達の中止が、17日から始まったアベノマスクの配布直前に決定したことから、ネット上では《アベノマスクなんて余計なものを配るから、配達員に余計な仕事が増えて通常業務が支障をきたしているのでは》などといった批判も多くよせられているのです」(社会部記者)

 また、マスクを受け取った人からの苦情や「返品リクエスト」が配達員にさらに大きなストレスを与えているという声もある。

「アベノマスクは原則、対面受け取りを避けるためポストに投函されるのですが、マスクが届いたことに気づいた人が郵便局に連絡をして、『拒否したいから受け取りに来い』といった連絡も寄せられているといいます。ちなみに、受け取り拒否は宛名の横に【受取拒否】と書いてハンコを押し、配達員に渡すかポストに入れれば可能です。しかし、ネット上ではその小さいサイズをカバーするために、2枚の布マスクを縫製し直して立体縫製の布マスクをする方法などがアップされているので、“ベツノマスク”として再利用するか、他の人に譲ってもいいと思います。郵便局のスタッフの負担をこれ以上増やさないためにも、カビが付着したような余程の不良品でない限り、そのまま納めて欲しいところですね」(ITジャーナリスト)

 ようやく配布がスタートしたばかりのアベノマスクだが、まだまだ批判や騒動は続きそうだ。

(小林洋三)

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