驚愕!久保建英にユニフォーム交換を申し出た古巣バルセロナの“至宝”とは?

 スペインのマジョルカに所属するサッカー日本代表MF久保建英が、6月13日開催(現地時間)のリーガ・エスパニョーラ第28節の古巣バルセロナ戦に先発フル出場を果たしている。

 コロナ禍からのリーグ再開後初戦となったこの試合は、マジョルカの本拠地エスタディ・デ・ソン・モイクスにバルセロナを招いて開催された。開始早々にマジョルカは1点を失うと、その後もバルセロナFWマルティン・ブライスワイトに追加点を奪われ、最終的には0-4で完敗。前線でアタッカーとして起用された久保は再三にわたって積極的なシュートを放つなど、2015年まで在籍していた古巣の守備網を脅かすも、ゴールには至らず、チームも強豪相手に多くの失点を喫してしまった。

 だが、日本のサポーターにとって最大の興奮ポイントとなったのは、試合後のユニフォーム交換の一幕だった。90分の激闘を終えた両選手がスタジアムの通路を歩きロッカールームへと向かう帰路の中、久保は自身と同じくバルセロナの育成チームに所属していたスペイン人FWアンス・ファティと談話。19歳になったばかりの久保と17歳のファティが久々の再会を楽しんでいると、その久保に自ら歩み寄ってユニフォームの交換を申し出たのがバルセロナの“至宝”ことオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングだった。

「すでにヨーロッパ屈指の若手ゲームメイカーとして高い評価を受けるデ・ヨングの方から久保にシャツ交換を要請しているようにも見え、ファンの間では久保が現地スペインで一定の評価を受けるまでに成長しているのだろうと盛り上がっています。試合を見ていたサポーターからも、『久保を待ち伏せしてるデ・ヨング好き』『気を遣わせて待たせるって、すでに大物の気風が。デ・ヨングの方が年上なのに』『わざわざデ・ヨングが、ファティと久保が話し合えるまで待ってから、自ら歩み寄って交換しようとしてて凄かった』などと、十代にして大物のオーラを漂わせる久保の存在感に驚く声が上がっています。サッカーでは試合後のシャツ交換は互いの実力を認め合い、激闘の労をねぎらうリスペクトの念が込められていますから、久保の実力をきちんと評価してくれたのだと信じたいですね」(スポーツライター)

 今夏の移籍マーケットではレンタルで在籍するマジョルカからの退団の可能性も囁かれている久保。その去就の行方を含め、今後の活躍ぶりには引き続き注目していきたいところだ。

(木村慎吾)

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