最近、メディアですっかりおなじみになった「コロナ離婚」。新型コロナ感染拡大を受けて、それまで不在がちだった夫が「在宅勤務」で家にこもりっきり。朝から晩まで夫婦が顔を合わせ続けることで、お互いのストレスが募ってイライラが大爆発。「もうひとつ屋根の下では暮らせない」と離婚届を提出してしまうのが典型的なパターンだとか。
コロナ離婚とまではいかなくても、コロナ禍の夫婦喧嘩の原因をリサーチすると、圧倒的に多かったのが「夫が家事をしない問題」。会社に行くわけでもなく、ただじっと家にいるのだから掃除や洗濯を手伝ってもいいのに、夫はまったく動こうとしない。それどころか、「お茶!」「メシ!」と用事を頼まれては、負担は増える一方だ。
そして一方では夫が張り切って家事にいそしむことで、逆に夫婦間にスキマが生じてしまうパターンも。ネット上では「夫が掃除をしてくれたけど、まったくキレイになっていない」「夫がいきなり食事を作った。これが激マズで、残してしまった。『残すなんてもったいない』と言われたが、アンタの調理法がもったいない!と言い返しそうになった」「子供の勉強を見るように頼んだら、いつの間にか2人でゲームに没頭していた」という声があがっている。
おそらく菊池桃子もそんな怒りを覚えた一人だろう。4月19日に放送されたラジオ番組「菊池桃子のライオンミュージックサタデー」(文化放送)では、男の家事に触れて、珍しく声を荒げるシーンがあった。
「これじゃあ洗い直しだよ!」
菊池が不満を抱いていたのは、男の食器洗いについて。リスナーのリクエストに応えて平松愛理の「部屋とYシャツと私」をかける際、「女心」に触れたついでに、食器もろくに洗えない男に強烈なダメ出しをしたのだ。さらに菊池は全国の男性リスナーに語りかけるようにこう続けた。
「しっかりとお願いしますね。パーッとやってヌルヌルのまま『オレはやったぜ』とか……。キレイにキュキュッとするまで(水で)流してくださいね」
食器を洗ったはいいが、きちんと流さずに「ヌルヌル状態」で放置していたダメ夫。いや、そのことにすら気づかなかった鈍感夫は目が覚める思いだったのではないだろうか。
「ラジオ番組で、菊池桃子さんはあえて『夫』という言葉を使いませんでしたが、昨年11月に結婚を発表した経産省のエリート官僚を指している可能性は高いでしょう。前夫のプロゴルファーの男性はどう見ても家事をするようなタイプではありませんでしたからね。菊池さんといえば、NHKの朝ドラ『エール』で主人公の母を演じて、視聴者からは『まさに理想の母!』『いつも癒されています』などと好評を博しています。そんな状況でも、私生活の不満をビシッとラジオでぶつけられるところを見ると、夫婦仲はすこぶる円満なんでしょうね」(芸能リポーター)
菊池桃子のキツい一言で、日本中の妻が抱えていた夫の“ヌルヌル問題”は解決へ向けて大きく前進したかもしれない。
(あまねかずこ)