「覚悟はしていたんです」菊池桃子が「アイドル水泳大会」に出なかった理由

 毎回、テーマに沿ってリクエスト曲をかける人気ラジオ番組「菊池桃子のライオンミュージックサタデー」(文化放送)で女優の菊池桃子がアイドル歌手時代を振り返った。7月30日放送回は夏のアイドルソングコレクションがテーマ。番組中盤では、かつて夏の風物詩と言われた「芸能人水泳大会」の話題が取り上げられた。
 
 アシスタントの寺島啓太アナからの「桃子さんは、人気歌手がたくさん出演した水泳大会、ご覧になったことはありますか?」という質問に、菊池は「あります。子供の頃から見てました」と即答。
 
 寺島アナが「ちなみに桃子さん、出たことは…ないんですね?」と聞けば、菊池は「事務所の方針で出なかったんですよ。私、ちょっとぽっちゃり体型なので、ホッとしました。『出ない』って言われて…」と語り、「アイドルになったとたん、水泳大会出るだろうな…と正直、覚悟はしていたんです。はい」と当時の心境を振り返った。
 
 ラジオを聞いた放送作家が振り返る。

「ラジオでは1970年にフジテレビでスタートした『水泳大会』の歴史を紹介していました。第1回はてんぷくトリオが司会を務め、クールファイブや中尾ミエさんらが出場。これが人気を博すと、日本テレビやTBSも追随し、全民放をあげて夏に放送するようになったとか。80年代後半以降、出場者はアイドルからグラドルに変わっていき、女子プロレスラーの立野記代さんが大方の予想や期待を裏切る形で1位を取ったことも紹介され、懐かしい思いがこみあげて、YouTubeで検索したところ、88年大会の動画がヒット。司会は田代まさしさんで、酒井法子さんや長山洋子さんが出場。ダンプ松本さんがかなりキワどい紐水着姿で、日焼け跡を見せつけていたのには驚かされました」

 昭和のテレビ業界を盛り上げた「芸能人水泳大会」。2003年にCSで放送されたのを最後に、歴史に幕を閉じた。

 今回、ラジオで水泳大会の話題に触れた菊池は、「とにかく懐かしいです。多くの方々は楽しい時間を思い出しているんじゃないですかね」と語り、「何か昔は水泳大会とかあったじゃないですか。今のアイドルには逆にそういう決まった番組がないような気もして。思い出とか歴史に残るような水泳大会じゃなくてもいいから、新たなパターンが生まれるといいですよね」と締めくくった。
 
 現在はフリーとなった菊池だが、アイドル水泳大会に出なかった理由が事務所の方針だったとは…。もし出場していたらファンには一生の思い出になっていたかもしれない。

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