「パチンコは濃厚接触じゃないの?」 関口宏の“素朴な疑問“に称賛集まる

 タレントの関口宏が3月29日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)に出演し、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、パチンコ店での“濃厚接触“を危惧している。

 日本中がコロナ禍の恐怖に苛まれる現在の状況下において、政府は国民に対して“ノー3密“を心がけるよう要請。この“3密“とは、換気の悪い“密閉“空間、多くの人が“密集“する場所、そして近距離での“密接“な会話など、3つの“密“を総称して表す言葉であり、これに一部該当する場所として映画館やスポーツジム、屋形船といった環境が挙げられてきた。

 そうした中、関口は「ちょっと細かい話ですけど、パチンコはいいんですか?」と順天堂大大学院教授の堀賢氏に尋ねると、「パチンコに関してはなぜかどこも指摘しないんですけど、換気の問題とか、ハンドルにずっと手を当てている問題とかありますので」と同氏もパチンコ店が“3密“に該当する要素があるとコメント。続けて、関口から「(パチンコも)濃厚接触になるでしょ」と振られ、「隣の席と近いですからね。私は行かないですね」とも返している。

「繁華街では早朝からマスクをつけながらパチンコ店の前で長蛇の列を作っている利用者の姿があり、SNSでもかねて感染リスクが叫ばれてきましたが、なかなかワイドショーや情報番組で言及されるケースが無かったからか、今回の関口のパチンコについてのコメントは大きな反響を集めています。『不要不急の最たる場所であることは間違いない』『なぜ、感染拡大の規制がここには届かないのか?』『これはナイスな素朴な意見。みんなそう思ってます』『関口さんの疑問通りですね』という共感の声が続々と寄せられ、多くのイベントとライブが自粛を余儀なくされる中でのパチンコ屋の営業を疑問視する反応が大半に。もちろん、自粛ムードに合わせて全ての娯楽をストップさせてしまうことは、二次的な身体的・精神的ダメージをもたらす可能性もあるのでしょうが、ヨーロッパではそんな悠長な話すらできないほど深刻な状況となっており、“3密“をほぼ全て満たすケースが多いパチンコ店は今後議論の的となりそうですね」(テレビ誌ライター)

 繁華街に集まる若者に対して気の緩みを指摘する前に、まずは大人が模範的な行動を示すことで、この難局を乗り切る為の手本になるべきだと言えるだろう。

(木村慎吾)

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