「ベンチにすら入れない」と嘆くGK川島永嗣にJリーグ復帰を望む声

 2018年夏よりフランスのストラスブールに所属する元日本代表GK川島永嗣が、3月14日に自身の公式ブログを更新し、“ベンチにすら入れない日々”を嘆いている。

 昨夏のロシアW杯では日本代表の正守護神として君臨し、最後尾からチームへ檄を飛ばしていた川島だが、全盛期と比較すると動きにキレを欠いており、そのスランプが新天地でも続いているようだ。

 “志高く”とのタイトルでエントリーされた記事内で「ヨーロッパの生活ももう9年目。」と切り出した川島は、同チームにおける扱いについて「先週末のLyon戦で約2ヶ月ぶりにベンチに入った」「(GKの)ポジションは1つしかないし、そのポジションは頻繁に変わることはない。12月、年末にはベンチに入る回数が増えてきたことで、少しずつだけど、状況を変えられているという自信があった。でも年が明けると、カップ戦以外はベンチにすら入れない日々が続いていた」と苦悩を吐露。続けて、「日々もがいている」「でも自分の目標はあくまで試合に出ること、そして、より高いパフォーマンスを出すこと」と意気込んだが、35歳の川島の現状はかなり厳しいと言わざるを得ない。

「ストラスブールには、ロシアW杯後に実質“サブorサードGK”として加入しています。通常、クラブは契約当初からGKの序列を決めていることが多く、よほどのことがない限り、GKのポジションで優先順位が入れ替わることはありません。川島にとっては辛い日々となっているでしょうが、ネット上でも『年齢も年齢だし、ヨーロッパにこだわらずに日本に戻ってきて若手に経験を伝えてほしいな』『Jリーグに戻ってきたら?』『クラブは将来性も見据えるから、たとえ実力が上でも川島をファーストGKに据えることは無いと思う』といった声があります。日本代表は香川真司や中島翔哉、本田圭佑など“セカンドアタッカー”とされる2列目の実力者は多く輩出してきましたが、ことGKに関してはまだまだ世界との差を感じますね」(スポーツライター)

 やはり日本のサッカーファンが望むように、川島がJリーグへの帰還を決断する日は近いのかもしれない?
 
(木村慎吾)

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