世界最高FWが振り返る「全盛期の香川真司の凄さ」にサポーターも興奮!

 ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンに在籍し、ポーランド代表FWとして圧倒的な実績を誇るロベルト・レヴァンドフスキが母国メディアによるインタビューで、かつての同僚である香川真司について言及した。

 レヴァンドフスキと香川は2010年からの2年間をドルトムントで共に過ごしており、攻撃的MFとして前線へ良質なパスを配給していた日本人MFと、突出した決定力でそのパスをゴールネットへ突き刺していたポーランド人FWのコンビは、当時のドイツ・ブンデスリーガでも大きな脅威となって各クラブから恐れられていた。

 そんなかつての戦友について、レヴァンドフスキはポーランドのスポーツメディア「Prawda Futbolu」のインタビューで「シンジがドイツへ来たばかりの頃は、本当に異次元レベルで素晴らしいクオリティーを見せていた。あらゆる能力を兼ね備えており、右足でも左足でもボールをコントロールできた上、体幹やドリブル技術もあったね。本当になんでも出来たんだ」と、およそ10年前に出会った当初の香川を絶賛。

 一方、現在においてもドイツNo.1の強豪クラブで先発の座を約束されているレヴァンドフスキに対し、香川がスペインの2部リーグでプレーしている点については、「怪我の影響でシンジのキャリアは壊されてしまった。すごく残念だが、かつて見せていたようなプレーを再び見せることはできなかったね」とコメント。度重なる負傷が香川のサッカー人生に大きな影響を与えてしまったとの見解を示している。

「日本のメディアによるインタビューで、リップサービスのような形で香川について言及したのではなく、ポーランドの地元メディアでレヴァンドフスキの口から自然と香川の名前が出たことから、日本のサポーターも『世界のトッププレーヤーにこう言われる香川は凄い!』『レヴァにこう言わしめる香川は当時のプレーヤーの中でも抜けていたと思う』と大興奮。レヴァンドフスキが指摘したように、近年の香川は不遇の時代もありましたが、2010-2011シーズンから2011-2012シーズンにかけてはキャリア全盛期とも称され、日本人プレーヤーとしては頭ひとつ抜けた存在でした。そんな香川の黄金期を、今や世界最高のストライカーであるレヴァンドフスキが振り返ってくれたというのはサポーターにとっても誇らしいことでしょう」(スポーツライター)

 現在スペインのサラゴサでプレーする香川の元にも、是非届いてほしいインタビュー内容だった。

(木村慎吾)

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