酔って暴行のユーチューバー・ワタナベマホトが復帰できた“切実事情”とは?

 ユーチューバーのワタナベマホトが2月17日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、およそ8カ月ぶりに活動を再開させている。

 2019年6月に酩酊状態で知人女性を暴行したとして、所属するYouTubeクリエイタープロダクションのUUUMから謹慎処分を受けていたマホト。「お久しぶりです。」と題した動画をアップし、「ご心配、ご迷惑をおかけして、本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げると、すでに相手女性からの許しを得たことで不起訴となった経緯や、謹慎中に多くの手厳しい声が寄せられたことなどを明かし、「自分がやってしまったことは一生消えないと思うのと、批判コメントなどは受けて当たり前だと思っております」ともコメントしている。

 久しぶりにユーチューバーとして動画に登場したマホトに対し、SNSでは「マホトくん、復帰おめでとう」「ダメだ、泣いちゃった」などと復帰を歓迎する声も多いが、やはり女性を怪我させてしまうほどの暴行があったことから、「UUUMのコンプライアンスゆるいなー」「自分の思うように女性が従わなければ暴力で黙らせるとか、いくら口論が激化しても暴力を振るってしまっては終わりです」と反発の声も多数。とはいえ、18年11月からマホトのマネージメントを管轄するUUUMからすれば、この人気ユーチューバーの復帰を急がせたい事情があるのかもしれない。

「現在、マホトを始め、HIKAKINやはじめしゃちょーらを擁するUUUMは20年5月期の第1四半期と第2四半期で連続して、売り上げの屋台骨である所属ユーチューバー全体の広告収益が下落しており、株価も右肩下がりの状態。まさに猫の手も借りたいであろう大ピンチに陥っており、258万人ものチャンネル登録者を誇るトップユーチューバーのマホトをいつまでも休ませておくわけにはいかないというのが本音でしょうか。また、登録者540万人超えでマホト以上の稼ぎ頭だった大食いユーチューバー・木下ゆうかも先日UUUMを脱退しましたからね。マホトは音楽活動にも精を出し、マルチな活躍が期待できますから、このタイミングでの復帰で少しでも救世主となれれば、会社からの信頼を取り戻すことができるでしょう」(エンタメ誌ライター)

 なりふり構っては居られないUUUMの現状が、活動を再開させたいマホトにとってはプラスに働いたといえるかもしれない。

(木村慎吾)

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