飲料大手のダイドードリンコが、大王製紙などと共同で「ベビー用紙おむつ」の自動販売機を全国ではじめることが明らかとなった。今後、道の駅や商業施設などに約200台を設置する予定だといい、小さい子どもを持つ親たちからは「助かる!」との声が相次いでいる。
「ダイドーは昨年11月から茨城県や宮城県の道の駅など数カ所にベビー用紙おむつの自販機を設置してきましたが、国土交通省の『サービスエリアや「道の駅」における子育て応援の取り組み方針』を受けて、全国に広げることを決めたと見られています』(社会部記者)
なお、販売されるのは大王製紙の2枚入り紙おむつ220円で、円柱状にしてビニールで包んだものが、自販機から出てくる仕組みになっているという。
これに子育て世代の親からは《外出する時は基本おむつの予備を持っていくけど、予想外にうんちをいっぱいしちゃう時もあるからね》《遠出したときにおむつの替えがなくなって、ドラッグストアも閉まってた時の絶望感はスゴいからね。24時間買える自販機の設置はありがたい》《コンビニでもおむつを置いていないところが多いし、これは本当に助かる》など、歓迎する意見が多くネットに寄せられている。
「キリンやコカ・コーラもおむつの自販機を設置したことがありますが、全国規模で展開するのはダイドーが初ではないでしょうか。以前、チェリオコーポレーションが自販機でお湯の販売を行ったところ、《赤ちゃんの粉ミルクを作るのに助かる》などの声が多く上がっていましたが、そうした子育て向けの自販機は、かなり需要があるのかもしれません」(経済ジャーナリスト)
年々、自動販売機の設置台数は減少の一途をたどっているが、まだまだ新たな可能性を秘めているのかもしれない。
(小林洋三)