ローソンが「鬼滅の刃」だらけに!? からあげクン“煉獄コラボ”に漂う違和感

 10月16日に公開され、早くも大ヒットの兆しを見せている「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」。「鬼滅の刃」といえば、これまで「無添くら寿司」「築地銀だこ」といった飲食チェーンをはじめ、ダイドードリンコや日清食品、JR九州といった数々の企業とコラボを実施。店舗で配布される限定記念グッズやコラボ商品がファンの注目を集めてきた。

「腕時計のセレクトショップがコラボ商品を販売したかと思えば、スマホの人気ゲームにも『鬼滅』の人気キャラが登場。さらに11月にはキャラの衣装をデザインに取り入れた置き畳まで発売されるなど、いったいどれだけのコラボ企画を実施しているのか、よほどのファンでも把握しきれていない状況。映画のタイトルではありませんが、まさに“無限コラボ”といった様相です」(経済誌ライター)

 そんな“鬼滅バブル”のなかで、もっとも力を入れいているコンビニがローソンだ。映画公開を3日後に控えた10月13日には、全国の店舗でタイアップ食品をいっせいに発売。「煉獄杏寿郎のジャンバラヤおにぎり」、「漆黒無限炒飯」、「煉獄杏寿郎の炙り焼豚丼」、「鬼殺隊サンド」といったフードメニューに限らず、ネピアの「鬼滅の刃ティッシュ」や丸美屋の「鬼滅の刃ふりかけ」など、店内はまさに「鬼滅の刃」一色となっている。

 こうしたラインナップのなかでも、鬼滅ファンの「ローソン」ヘビーユーザーが真っ先に飛びつきそうなのが、人気商品とのコラボ「からあげクン焦がしバター醤油味」。パッケージには劇場版で活躍する炎柱・煉獄杏寿郎とニワトリのイラストが描かれており、出現確率は不明だが、からあげクンの中には杏寿郎の刀のツバ柄が刻印された“レアもの”も存在するという。まさに“杏寿郎推し”の一品なのだが、ネット上では《からあげなのに杏寿郎? 善逸の間違いじゃ…》《善逸バージョンを期待していたのに焦がしバター醤油味だから仕方ないか》《雷味ってのも想像つかなかったし今回はあきらめよう》と“違和感”をあらわにする書き込みが見られた。ネットライターが解説する。

「『鬼滅』のファンが、からあげと聞いて真っ先に思い浮かべるのが雷の呼吸の使い手・我妻善逸ではないでしょうか。ふだんはヘタレでも窮地で無類の強さを発揮する人気キャラなのですが、その声を担当する声優の下野紘さんが大のからあげ愛好家として認知されています。その“からあげ愛”はすさまじく、日本各地の名店を食べ歩き、今でも年間に1000個以上のからあげを食べるそうです。料理の腕もかなりのもので、以前、バラエティ番組に登場した際は、衣を極力薄くした『衣滅(きめつ)のから揚げ』のレシピを紹介して、実食したお笑いタレントがその味を絶賛していました」

 人気声優が“からあげ愛”をアピールするあまり“違和感”が指摘される事態となったが、「からあげクン焦がしバター醤油味」を実食したところ、これがクセになるほどの美味。レアバージョンを求めて、いくつも爆買いするファンが出てもおかしくない!?

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