韓国の旧正月「人気旅行先1位は日本」に「意味がわからない」の声も

 日本製品の不買運動や日本旅行を自粛する、いわゆるボイコットジャパンが続く韓国だが、1月24〜27日までの旧正月の連休で韓国人の海外旅行先の一番人気が日本であることが判明し、ネット上では「意味がわからない」と呆れ声も聞こえてくる。
 
「アジアを中心とした旅行予約サイト『agoda』が旧正月連休の宿泊予約データを分析。韓国人で最も人気のある海外旅行先の1位が日本、2位がベトナム、3位がタイだったことを発表したんです」(社会部記者)

 また、韓国空港公社釜山地域本部によれば、旧正月の連休期間の日本路線予想搭乗率が約70%になるとの見込みを発表し、昨年の下半期の搭乗率が50%だったのに対し、20%ほど上昇していることも明らかになっている。
 
「これに韓国人が書き込むネット掲示板では、《プライドもないのか。情けないやつらめ》《日本に行ったらそのまま帰ってくるな!》など日本に行く韓国人旅行客に批判が上がる一方で、《日本旅行の選択は自由。強要しないようにしよう》《寒い冬には、暖かくて大気汚染もない、清潔な日本に行くのが正解だ》と肯定的な意見も少なくないというのが実態です」(旅行代理店関係者)

 いまだに韓国のネット上では日本製品不買運動を扇動する動きが見られるが、昨年11月に現地の「ユニクロ」が行ったヒートテック無料プレゼントイベントに長蛇の列ができたり、以前は頻繁に見られた「NO JAPAN」を掲げた反日デモもほとんど見かけなくなったという状況がある。
 
「韓国国内のボイコットジャパンはかなり沈静化している印象は受けます。これまでも、本当は日本に旅行に行きたかったけど周囲の反応を気にして自粛していた韓国人も少なくないと言われており、下火になったことで日本行きを決めたというケースも多いようです」(韓国在住ジャーナリスト)

 いったい、あの騒ぎは何だったのか。

(小林洋三)

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