森保一監督率いるU-23日本代表が1月12日、U-23アジア選手権1次リーグB組第2節のシリア戦に臨み、1-2とまさかの敗北を喫している。
9日に開催された第1節のサウジアラビア戦でも1-2で敗れていた日本は、シリア戦でスターティングメンバーを6人変更し、フレッシュな面々を揃えたが、開始9分からVAR判定でPKを決められ、失点。その後はMF相馬勇紀による豪快なミドルシュートで同点に追いつくも、後半43分にはカウンターから痛恨の決勝ゴールを奪われてしまい、“2連敗の勝ち点ゼロ“で同大会史上初となるグループリーグ敗退が決定した。
東京五輪の最終予選も兼ねているU-23アジア選手権。日本は開催国ということで本戦には自動進出となるが、アジアでの立ち位置や競争力、さらには経験値を高める意味でも、決勝トーナメントへの進出は至上命題だったはず。五輪開幕まで7カ月と迫った段階において、サッカー男子日本代表に大きな逆風が吹き荒れる展開となってしまった。
「この日本代表による“史上初の失態“については、お隣韓国からも驚きの声が上がっており、大手紙『SPORTS KOREA』は『衝撃的な2連敗』と大々的に報道。もちろん日本のサポーターからも『とにかく弱い』『どうしてこうなった?』『五輪が東京じゃなかったら森保一はすでに解任されてる。早く次の監督探してきてください』『近年稀に見る弱さ。完全に強化に失敗した。協会と監督が責任取るべき』と大きなブーイングが巻き起こっています。また、五輪への自動的な出場権が確保できていることへの慢心や森保采配への不満なども指摘されており、一部メディアからは早くも新監督就任を推す声も出始める始末。肝心の森保監督も試合後には『選手やスタッフの努力を結果に結び付けられなかったことは私自身の力不足』だとコメントしています」(スポーツライター)
いよいよ監督人事に大ナタが振り下ろされる瞬間が近づきつつあるのかもしれない。
(木村慎吾)