タレントの上沼恵美子が、6月1日放送の「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演し、俳優・田中圭との不倫疑惑が報じられた女優・永野芽郁についてコメントした。
永野と田中の双方は不倫を否定しているものの、騒動の影響は大きく、永野はレギュラー出演していたニッポン放送「永野芽郁のオールナイトニッポンX」を降板。来年放送予定のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」からも降板となり、出演していたCMも次々に削除された。田中も出演していた3社のCMがすべて削除されるなど、騒動は双方に大きな余波をもたらしている。
番組内では、TBSドラマ「キャスター」の打ち上げで永野が語ったとされるスピーチが紹介された。永野はその席で「報道する立場を演じていた自分が、まさか報道される側になるとは思わなかったんですけど(笑)」「これからも、どんなことがあってもファイティングポーズを取りながら向き合っていこうかなと思います」と、騒動を逆手に取った自虐を交えたコメントを残していたという。
これに対し、MCの高田純次は「根性がしっかりしてるね」と感心し、上沼は「女優ですもん」と即答。そして「女優は“男”ですよ。ずっと女優さんを拝見してきて(そう思う)。いい意味のね。気が強いなんてもんじゃない」と持論を展開した。
さらに、上沼は「まだ若いしさ、キレイで才能あるし。ただまあ、不倫を認めていないっていうのがね、ちょっとある意味釈然としないんですよ」とコメント。すると、かつて不倫問題で世間を騒がせた元衆院議員の宮崎謙介氏に見解を求めた。
宮崎氏は「否定するなら徹底的に否定して、会見を開くべき。『ファイティングポーズ』と言うのなら、週刊文春を訴えるぐらいの姿勢を見せるべき」と、毅然とした対応を勧めた。
SNS上でも、宮崎氏の意見に賛同する声は多い。永野の精神力や姿勢に一定の評価が集まる一方で、「潔白なら訴えるべきでは?」という意見も根強い。沈黙を貫けば、“やはりそういうことか”という印象が世間に広まる恐れもある。
沈静化を待つ姿勢が続いたのち、永野がどのようなアクションを取るのか、注目だ。
(鈴木十朗)