上沼恵美子「レギュラー連続欠席」で「女帝候補」に躍り出た毒舌漫才師とは?

 “関西の女帝”として知られるタレントの上沼恵美子。その安否を気遣う声がファンの間からあがっている。

 テレビでは現在、1本の帯番組を含む3本のレギュラー番組に出演しているが、4月25日には「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)の収録を急きょ取りやめたことが大きなニュースになった。そして4月27日にはラジオ番組「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)も欠席。これで同番組は4月13日放送回から3週連続で出演を見合わせることとなった。

 関西在住の芸能関係者が明かす。

「新型コロナの蔓延に加えて65歳という年齢もありますからね。何より、上沼さんが唯一無二の関西芸能界の“宝”ということ。『絶対に上沼さんに感染させたらあかん』というのが現場の共通認識。上沼さん自身、親交があった岡江久美子さんの訃報にとても心を痛めていることもあって、しばらくは出演を見合わせることになりそうです」

 とはいえまだまだ現役。コロナ禍が去ったら、上沼には再びテレビ・ラジオに戻って、歯に衣着せぬトークで芸能界を盛り上げてほしいところ。そして、これまで「ポスト・上沼恵美子」について語るのはタブーとされてきたが、やはり今回の「連続欠席」を受けて、業界では早くも“新女帝”の筆頭候補の名があがってきはじめたという。

「もっとも近いと言われているのが、現在、関西で6本のテレビレギュラーを持つハイヒール・モモコさん。3人のお子さんを育てたことで、関西の主婦の感覚もよくわかっているし、何よりその強烈すぎるキャラクターは大きな武器。かつて、若手芸人と居酒屋でアルバイトをするという体験ロケが行われたのですが、そこでモモコさんは『ちゃんと動けや!』『そんなんで番組になると思うん!』と“女帝らしさ”を発揮していましたからね。また、生放送の情報番組で便利グッズを紹介する際に、その値段を聞いて『そんなら100均で買うわ!』と毒舌を吐いてブチ切れたことも。ある意味、プロデューサー泣かせなところも上沼さんにソックリなんです」

 関西では毒舌漫才師のボケとして、また「主婦の代弁者」として安定した人気を誇るモモコ。だが、ある在阪のテレビマンはこんなエピソードを明かす。

「大阪のグルメ激戦区として知られる福島の高級レストランにフラッとモモコさんが現れたんです。お連れの方はおそらく男性のスタッフかマネージャーさんだと思うのですが、1人1万円以上するコース料理を頼んで、数万円もするワインをボトルでオーダー。10万円以上の支払いを済ませて帰っていきました。その気風のよさに大物の貫禄を感じました」

 これまで上沼のポジションを脅かすようなタレントが皆無だったのも事実。上沼には早く健在ぶりをアピールして、“現・女帝”としての力の差を見せつけてほしい。

(近田ラリー)

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