2400万人という試合中継の視聴者数をはじめ、約4000万ドル(約60億円)のグッズ売り上げ、45万人というファンイベント来場者数など、MLB史上最高の記録尽くしだったことが明らかになったカブス―ドジャースの東京開幕シリーズ。
スポンサー収入も昨年3月、韓国で行われたソウル開幕シリーズを大幅に上回り、今回MLB側に入った収入は100億円以上とも言われている。いずれにしても興行として大成功だったのは間違いないようだ。
例年、MLBが翌シーズンの方針を発表するのは夏場。今のところ、来シーズンの開幕については未定だが、日本の野球ファンの間では《ソウル、東京と続いたから来年は台北?》など26年開幕シリーズを台湾で開催すると“予想”する人も少なくない。ただし、多くのメジャーリーガーは所属チームの東京での公式戦開催を熱望しているという。
「東京シリーズには、両チームとも選手は家族を帯同させていました。プライベートの時間も確保され、食事や観光、買い物を楽しむ様子を選手本人や家族のSNSで連日紹介。それを見て羨ましくなったんでしょうね(笑)」(米国在住のスポーツジャーナリスト)
また、選手だけでなく球団幹部たちも日本での公式戦開催を望んでいるとか。
「日本人選手が所属していなくても米国内でも注目されるため、ホームタウンの人に向けたアピールにもなります。スタンドに空席が目立つチームにとっては、ファンを球場に集めるきっかけにもなるからです」(同)
ネット上では米国の野球ファンからも《日本での試合なら観光を兼ねて行ってみたい》などのコメントも多く、なかには《全球団、日本で公式戦をやるべきだ!》なんて投稿も。
日本がいかに魅力的なマーケットであるかはMLB側も分かったはず。ひょっとしたら今後は毎年日本で公式戦開催なんて可能性もあるかもしれない。