上沼恵美子が「何しゃべってるか分からへん」イビられた兄弟漫才コンビを実名で暴露!

 タレントの上沼恵美子が2月18日放送の「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演。漫才コンビ時代にイビられた経験を、実名を出して明かしていた。

 この日は昨年M-1グランプリで準優勝に輝いたヤーレンズがゲスト出演。元M-1審査員の上沼は「うるさいやんか若手の漫才って。キャーキャー言うて、ふいと止まって笑わせるとかね。あんなもん漫才か?と思うねんけど。でもヤーレンズはちゃんとシャベリをやる」と賞賛。

 それを聞いた出井隼之介が「上沼さんとお仕事するのが夢で」と話すと上沼は「無理して言わんでもええのに」と応じたが、楢原真樹は「本当にそう。千里・万里さんのDVD持ってますもん。『お笑いネットワーク』の」と、上沼が姉と組んでいた海原千里・万里のファンだったことを重ねて強調した。

「お笑い―」は1970年~75年に読売テレビが放送していた演芸番組。上沼は当時を振り返り、「新ネタで行かなアカンから、中之島にあったSABホールといって、もう重たい客、笑わへん客、最低の客なの。淀屋橋界隈で昼休みご飯を食べた人たちが、『見てやろか~』みたいな感じで入ってくる客やから、みんな審査員やねん」とぶっちゃけ。

 さらに「『何をしゃべってるか分からへん』ってボロかすに言われた。『早いから分からへんねん。もっとゆっくりしゃべれ』ってイビられました。客は言わへんの、師匠が。はんじ・けんじというのが。はんじ・けんじ師匠によくイビられました」と実名を挙げて振り返り、「誰や分からへん。みんな死んでおらへんから。はんじ・けんじさん、どっちもいらっしゃらないからね」と笑っていた。

「若井はんじ・けんじは1960~70年代に活躍した兄弟漫才コンビ。関西のオールドファンには懐かしい名前です。近年、テレビ番組でこういった暴露話をしても名前はピー音で消され、イニシャルも出ないのが実情。放送後、ネットで『名前を出せないなら話すな』と叩かれるのが定番ですが、故人ということで珍しく実名がそのまま流されましたね」(芸能ライター)

 ヤーレンズが海原千里・万里のファンだったおかげで、思わぬ裏話が聞けた格好だ。

(鈴木十朗)

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