ももいろクローバーZが春に行っているライブ「ももクロ春の一大事~笑顔のチカラ つなげるオモイ~」のために、JR東日本が異例の措置をとるという。
「ライブは2011年からスタートしましたが、17年から地方自治体と手を組んだ『街おこしイベント』ともなっています。そして、今年の4月12、13日は新潟県の新発田(しばた)市で行われるのですが、そこでは2万人の移動が見込まれます。そこでJR東日本では、新潟~新発田間で臨時列車を走らせるのはもちろん、東京~新潟の上越新幹線でも『臨時新幹線』を走らせるのです」(ネットライター)
ライブはコロナを挟んだ2年間の空白期があったが、その後は22年の福島県楢葉町、広野町、浪江町で約2万人、23年の広島県福山市で約2万3000人、24年の京都府亀岡市で約3万人の来場者数があった。
地方でこれだけの数のファンが訪れるとなれば、もはや「民族大移動」。これまでも地元鉄道で臨時列車が走ったことはあったが、今回は新幹線まで動かしてしまうというわけだ。
「同地での開催の発表があったのが、昨年11月。すると、直後に市内の宿泊施設に問い合わせが殺到し、あっという間に予約が埋まってしまったそうです。新発田市に決まったのも、同市の市長が市民からの手紙を受けて、『ダメ元』で手を上げてみたところ、選ばれたという経緯でした」(前出・ライター)
昨年開催された京都府亀岡市での経済効果は、移動、飲食、土産物などを含めると約8億4000万円と推計されている。ももクロ効果は抜群なようだ。
(猫魔滋)