全国的に熱中症警戒アラートが発表される日が続いているが、気象庁は7月23日に3カ月予報を発表。「ラニーニャ現象」が発生する可能性が高いことなどから、9、10月も気温は平年より高いと見込まれ、厳しい残暑となりそうだ。
そんな中、巷では熱中症保険の加入が急増しているという。
「PayPayアプリで加入できる『PayPayほけん』の中に『熱中症お見舞金』という保険があるのですが、加入者が昨年度は5.6万件だったのに対し、今年は7月16日時点で7.4万件を超えています」(生活情報誌ライター)
その内容は、1日100円から加入でき、1カ月単位では200円から。熱中症で点滴を受けた場合は1万円、2日以上入院した場合は3万円が支払われる。また保険加入でPayPayポイントも付与される。
「そもそも外出はできるだけ控え、屋外では運動、長時間の作業をやめ、室内ではエアコンを使用するといった熱中症の予防が重要ですが、仕事や部活動などの予定が入っていて、なかなかそれができない場合もあります。ここにきて加入者が増えているのは、梅雨が明けて真夏のレジャーやフェスなどに備える目的が多いからだといいます」(同)
特に8月前半にかけては「10年に一度」の高温は予想されており、それだけ需要が大きいということだろう。
(鈴木十朗)