雑誌「幼稚園」(小学館)の付録が「リアル過ぎる」と評判だ。
話題となっているのは、同誌が2・3月合併号でPayPayとコラボした付録、「PayPayのスマホ&おかいものすごろく」だ。同付録は、スマホを模した本体に差し替えができる画面カバーを装着した後、紙製のスキャナをかざしてボタンを押すと音声が流れる仕組み。音声は、PayPay利用者にはお馴染みの「ペイペイ!」の他、「ペイペイお支払いが完了しました」「ペイペイありがとうございました」など8種類が搭載されており、子供でも実際の店舗と同じような買い物感覚が楽しめるようになっている。出版関係者が語る。
「最近は小学生がスマホを持つのも決して珍しくなく、中には小遣いを子供のPayPayに入金する親も見られます。さすがに幼稚園児にスマホを持たせるのは早すぎるかもしれませんが、家族がスマホで会計をする姿を見ている幼稚園児の中には、自分も使ってみたいと思う子も多いはずです。かつて、おもちゃのお金で買い物ごっごをしたことがある人もいるでしょうが、令和ではそれがキャッシュレス決済に変わったというわけです」
同誌はまた、2024年8月発売の10・11月合併号で医療機器メーカー・日本光電とコラボしている。この時は「おやこで! AEDたいけんセット」が付録だった。紙の組み立てキットながらAEDを体感することができると話題になり、全国の書店で売り切れが続出。メルカリでは定価1390円が、2000~3000円で大量に出品されたものだった。
それにしても、幼稚園児がキャッシュレス決済やAEDの使用を体験とは…。次に彼らが学ぶのは、投資で資産形成や、生成AIの活用、インフルエンサーになる方法だったりして!?
(ケン高田)