NHK-BS「にっぽん縦断 こころ旅」の公式サイトが4月30日、俳優・火野正平が持病の腰痛悪化のためロケを中止したと発表した。
同番組は、火野が相棒の自転車「チャリオ」に乗り、視聴者からの手紙に書かれた「こころの風景」を訪ね、その場所で視聴者の手紙を読み上げる人気の旅番組。
「2024春の旅」では鹿児島県をスタートし九州西岸を北上、その後、三重県にジャンプして中部地方からゴールの長野県を目指す予定だった。
同サイトは「春の旅は、火野正平さんの持病の腰痛が悪化したと事務所から連絡があり、ロケを中止いたしました 予定を変更して、2023年の旅をアンコール放送します 2024年秋の旅につきましては決まり次第、HPでお知らせいたします」と報告している。
この報道を受け、SNS上にはこのまま番組が終了してしまうのではないかと心配する声が多数寄せられている。というのも、火野はこの5月30日の誕生日で75歳になる。昨年1月、ライブツアーとCDリリースの会見を開いた際には、腰が痛くて医者に診てもらったら疲労骨折していたと明かしており、肉体的にも年齢的にも限界を危惧する人が少なくないようだ。
「同番組は自転車乗り以外からも人気が高いことから、SNSには火野さんの“後継者”を予想する気の早い書き込みもありました。火野さんはかつて芸能界きってのプレイボーイとして知られ、同じようにモテ男で“平成の火野正平”と呼ばれたDA PUMPのISSAをあげる人も。こちらは冗談半分でしょうが、もっとありそうな候補としては、サッカー元日本代表の前園真聖の名前も出ていました。こちらは2022年から四国のNHK総合で『四国ともたび』という自転車で四国を巡る番組に出演しています」(芸能ライター)
紀行番組といえば、テレビ朝日系「路線バスで寄り道の旅」の徳光和夫は83歳、同局系「じゅん散歩」の高田純次が77歳と高齢化の波が押し寄せているが、さすがに自転車での長距離移動は体への負担が大きい。なんとか火野には番組復帰してもらい、後期高齢者の星になってほしいものだ。
(鈴木十朗)