フジテレビ「逃走中」制作スタッフの迷惑撮影に「何様だ!」大ヒンシュクの波紋

 人気バラエティー番組「逃走中」(フジテレビ系)の制作スタッフがやらかした。都内での撮影中、マンションの出入り口を塞いで撮影したなどして地域住民からクレームが出たのだ。

「逃走中」は、限られたエリアの中で、著名人の“逃走者”が黒のサングラスとスーツに身を包んだ“ハンター”から逃げ切るゲーム。逃げた時間に応じて賞金を獲得できる。

 3月6日配信の「まいどなニュース」によると、「逃走中」を制作するフジクリエイティブコーポレーションが2日、都内で同番組を撮影中に問題が起こった。マンションの出入り口に撮影機材などが置かれていたため、住民が敷地内に入れなかったといい、マンションに面した通りでは出演者らが走り回り、一般歩行者の通行の妨げにも。しかもマンションの住民男性が道路使用許可証を確認したところ、許可を受けた場所が違っていたという。男性は撮影を一時的に中断するよう求めたが、撮影スタッフは「一般の方々と我々は違うんです。静かにしてください」などと反論し撮影を続行。結局、警察が入ったこともあり、同社は近隣住民に迷惑をかけたことを認めて謝罪した。

 この問題についてネット上では《特権意識があるとしか思えない》《何様のつもりだ》《さすがテレビ局様だねぇ》《まだこんなアタオカなこと言う人、世の中にいるんだね》《マジで言ったならヤバすぎる》などと大炎上だ。

「フジは過去にもロケで問題を起こしています。2015年9月配信の『東スポWEB』が、当時SMAPの香取慎吾らが出演する『おじゃMAP!!』が静岡県熱海沖の初島でのロケ中に起こしたトラブルを報じました。記事によると、ロケ車は狭い車道をはみ出して駐車し、他の車が通れなくなっていたとか。また、停泊していたフェリーの船内から観光客が香取らを撮影しようとしたところ、乗船券を持たない女性スタッフが船内に乗り込み、大声で『撮影をやめてください!』と般若のような形相で叫んだといいます。この時も今回同様“何様?”と大ヒンシュクを買っていましたね」(芸能記者)

 一部のテレビマンは、いまだに殿様体質が抜けていないようだ。

(石田英明)

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