ペッパーフードサービスが展開する「いきなり!ステーキ」のライスが“おかわり無料”になっていると話題になっている。メディアが取り上げたことで多くの人が知ることとなったのだが、ユーザーからは「もったいない」との声がしきりで……。
「『いきなり!ステーキ』のメニューを見ると、たしかにライスの下に小さく『おかわり無料』と書かれています。同チェーンでは以前からライスの大盛り無料やおかわり1回無料をおこなっていましたが、ウェブサイト『ロケットニュース24』の取材によれば、現在ではライスのおかわりは何杯でも無料で、基本的には全店で実施されているとのこと。しかし、このことは公式サイトなどでも一切知らされていないのです」(フードライター)
「いきなり!ステーキ」は店舗を急拡大しすぎたことで自社競合を起こしてしまい、また創業者で元社長の一瀬邦夫氏直筆の張り紙が物議を醸すなどして閉店が相次ぐと、“いきなり!不景気”などと揶揄された。その後、22年8月に邦夫氏が退任して長男の健作氏が社長に就任したが、2023年1月には福袋の割引券の使い勝手が悪すぎるとして“鬱袋”と呼ばれるなどネガティブなニュースが続いた。
「ここ数年、同チェーンは明るい話題がなかったので、ライスのおかわり無料を大々的にPRしないのはもったいないと思うユーザーが多かったようです。定食チェーンの『やよい軒』が19年4月に一部店舗で、無料だったごはんのおかわりを有料化したところ、利用者から批判の声が殺到。慌てて有料化のテストを終了させたくらい、ごはんのおかわり無料は影響力が大きいですからね。特に物価高の今は大きな引きになるはずです」(同)
ここから「いきなり!ステーキ」逆襲のはじまり…となるか。
(小林洋三)