ピエール瀧が堂々登場したネット配信ドラマが早くも大反響!

 ネットフリックスのドラマ「全裸監督」が8月8日から配信され、注目を集めている。同ドラマは村西とおる監督の半生を描いた物語。注目される理由は村西監督を演じる山田孝之の怪演とともに、ピエール瀧が出演していることにもある。

「ピエール瀧は今年3月、法律違反の薬物を所持していた容疑で逮捕され、それを受けて瀧の出演シーンが撮り直しになったドラマや映画もありました。『全裸監督』も一時は瀧の出演シーンを削除して配信するとも予想されていたのですが、結局、そのままでいくことになったようです」(エンタメ誌ライター)

 ピエール瀧が演じるのは、レンタルビデオ店の店長。村西監督と交流していく中で、店長からレンタルビデオチェーンのオーナーへと出世する重要な役どころだ。それだけに差し替えたり削除するのは難しかったのだろう。

「それもありますが、そもそもネットフリックスは瀧の出演シーンを削除するつもりはなかったのではないでしょうか。ご存知のようにネットフリックスは定額の映像ストリーミング配信サービスです。地上波放送のように誰でも観られるものではありません。そのため、瀧の出演も問題なしと判断したのでしょう。実はこれこそがネットフリックスが躍進した理由なんです」(前出・エンタメ誌ライター)

 ネットフリックスは97年にアメリカでDVDレンタルサービスとして誕生し、07年に現在の映像ストリーミング配信サービスに移行。昨年の売上は約1.57億ドル、契約者数1億2500万人の巨大サービスに成長した。

「ネットフリックスは既成概念にとらわれることなく、ユニークで面白くて意欲的な作品を尊重してきました。その姿勢は今も変わらず、莫大な製作費を投じて多彩でハイクオリティーなオリジナルコンテンツ作りに注力しています。今後はアジアへの投資を増やし、アジア発のコンテンツ配信に力を注ぐとしています。『全裸監督』の制作を決めたのも、瀧の出演シーンをカットしなかったのも、そういった考え方が下地にあるからでしょう」(前出・エンタメ誌ライター)

 より多彩に、より面白く――そんなポリシーを表すかのように「全裸監督」は衝撃的で攻めまくったシーンが多く用意されている。これを観たら、もう地上波放送のドラマでは満足できなくなるかもしれない。

エンタメ