伊勢谷友介・ピエール瀧がいまだ逆風でも同日本格復帰を果たせた「業界の押し」

 俳優・伊勢谷友介が2月19日、映画「ペナルティループ」完成披露上映会に出席。伊勢谷は2020年12月に大麻取締法違反で懲役1年執行猶予3年の判決受け、芸能活動を休止して以来、初の公の場となった。

 伊勢谷は「大変ご無沙汰しております。今日は皆さんとお会いできてうれしく思っております」と笑顔であいさつ。同作で伊勢谷はタイムループする主人公に何度も復讐される敵役を演じており、「ここでも罰せられるんだなと思って。10回殺されるのは仕方ないと思ったけど、途中で嫌になった」と話していた。

 また同日、ミュージシャンで俳優のピエール瀧も主演映画「水平線」の完成披露あいさつに登場。こちらも19年3月に麻薬取締法違反容疑で逮捕され、同4月に保釈されたとき以来、初めて取材陣の前に立った。

 瀧はすでに21年の映画「ゾッキ」に出演し俳優業復帰を果たしているが、今回が復帰後初の主演。「主演を僕に頼んできたことは、これ絶対にやるべき案件というか、『やる』という返事をすることなんだなと感じ取った。名指しされるのは非常に光栄だと思うし、全力で臨むべきだなと思いました」とオファーを引き受けた理由を語っていた。

「どちらのニュースに対してもSNS上では『クスリで逮捕されても復帰できる芸能界は甘い』といった意見が多く見受けられました。それでも彼らにオファーが来るのは、やはり演技力が評価されているからでしょう。当面は映画、舞台、配信ドラマと、活動の場は限られますが、いずれは地上波復帰もありそうです」(夕刊紙記者)

 19年に麻薬取締法違反の容疑で逮捕され、芸能活動を休止していた女優・沢尻エリカも現在、舞台「欲望という名の電車」で主役を務めている。チケットは即完売で、評判も上々のようだ。こちらもいずれ地上波に戻ってくるのではないか。

(鈴木十朗)

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