近年、地方への移住ラッシュが起きている芸能界。それは知名度・実績十分の俳優たちも例外ではない。先月27日配信の「週刊女性PRIME」がスクープとして報じたのは、安藤サクラ・柄本佑夫妻の移住。
場所は《京都のある無人駅から5分ほどの場所》と具体的な場所こそ明かしていないが、記事には《家のすぐ裏は山》《昔から住んでいる年配者が多く、若者は少ない》などと紹介されており、秘境駅近くの小さな集落の可能性が高そうだ。
だが、安藤といえば奥田瑛二・安藤和津夫妻の娘で、16年には「日本アカデミー賞」主演女優賞を受賞。1月スタートのバカリズム脚本の連ドラ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)に主演するトップ女優のひとりだ。一方の柄本佑も柄本明・角替和枝夫妻の長男で、数々の映画賞を受賞。今年の「日本アカデミー賞」にも助演男優賞にノミネートされている。大物二世俳優同士のカップルだ。
ちなみに俳優カップルの田舎暮らしでは、北日本某所と東京の二重生活を送る松山ケンイチ・小雪夫妻が有名。他にも柴咲コウや岩城滉一は北海道、柳葉敏郎は秋田、財前直見は大分、大空真弓は沖縄・石垣島など、移住芸能人にはビッグネームがズラリと並ぶ。さらに山梨や静岡、千葉の房総半島など比較的都心にアクセスしやすい場所に住む人たちも少なくない。
「俳優の場合、仕事のオン・オフの期間がはっきり分かれています。撮影中や舞台公演中だけホテル住まいにすればいいため、地方在住でもあまり困ることはない。そこは普段からレギュラー番組を抱えるバラエティタレントや芸人との大きな違いです」(スポーツ紙芸能デスク)
東京だと生活には便利だが、常に人の目を気にしなければならず外出もままならない。その点、地方であればのびのびと生活できることも大きいようだ。
「最近は安藤・柄本夫妻のように幼い子供を抱えて移住するケースが目立ちます。今後は余生を過ごすためではなく、彼らのような現役世代の俳優たちの田舎暮らしがもっと増えるでしょうね」(前出・デスク)
芸能人の東京一極集中はもはや過去のものとなりつつあるようだ。