江口のりこ主演「SUPER RICH」がコケても結果オーライ!? 株爆上がりの理由とは

 女優の江口のりこが主演するドラマ「SUPER RICH」(フジテレビ系)が、12月23日に最終回を迎えた。視聴率的には成功と言えないが、江口は株を上げ、真の“SUPER RICH”へと成り上がる可能性が高まった。

 同作は、江口演じるお金はあるが愛に飢えているベンチャー企業社長の波瀾万丈な半生を描く完全オリジナルドラマ。名バイプレーヤーとして知られる江口が、ゴールデン・プライム帯ドラマ初主演を果たすとあって注目を集めた。しかし、平均世帯視聴率は初回放送の7.8%を超えることなく、全話とも1桁台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。ドラマの視聴率は2桁が合格点といわれているが、その基準で判断すれば“不合格”だ。

 だが、世間の見方は少々異なった。「江口さんの演技はよかったけど、脚本がイマイチ」「ストーリー展開が迷走しすぎだったけど、江口さんが好きなので観ていた」「江口さんの無駄づかい」などと、江口の評価は“合格点”というのだ。

「江口が演じた女性社長役は、木村文乃や上野樹里、安藤サクラといった有名女優が断ったといわれています。そこで白羽の矢が立ったのが江口。準備期間が少ない中、あれだけの演技力を見せたのですから、女優としての価値はかえって上がったと思います。また、綾瀬はるかや石原さとみ、波瑠など大物女優の主演ドラマが視聴率で爆死すれば、メディアで大叩きもされますが、もともと江口はバイプレーヤーとしての演技が持ち味。数字が悪くても役者としての評価はゆるぎなく、今後もオファーは絶えることはないはずです」(エンタメ誌ライター)

 22年も大活躍しそうだ。

(石田英明)

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