日本コカ・コーラが、昨年5月から九州限定で発売していたレモンサワー「檸檬堂」シリーズを秋ごろから全国展開させることが判明。世界中のコカ・コーラカンパニーの中でアルコール事業に本格参入するのは今回の日本が初のため、大きな話題となっている。
「九州限定については、そこまで認知度が高くなく、今回のアルコール事業本格参入に驚いた人も多いのでは。実際に九州で『檸檬堂』を飲んだネットユーザーからは、《人工甘味料を使ってないのでおいしい》《当然、全国展開をすべき美味さ》など好意的な意見が数多く寄せられており、こうした反応も全国展開の後押しになったと思われます」(経済ジャーナリスト)
缶酎ハイ業界はかなりの激戦区だが、「檸檬堂」シリーズは本当に全国で受け入れられるのだろうか?
「現在、缶酎ハイ業界はストロング系の強アルコール飲料が圧倒的人気となっていますが、『檸檬堂』でも『鬼レモン』というアルコール度数9%のストロング系と変わらない商品を用意しています。加えて、度数3%とほろ酔い系も揃えるなど盤石のラインナップなので、初のアルコール飲料として注目を集めれば、爆発的なヒットになる可能性も十分ありえると思います」(マーケティング専門家)
果たして、全国で定番商品となるのか。
(小林洋三)