米ジャーナリストのデビッド・イメル氏が自身のツイッターに、3年前に5万2199ドル(約680万円)で購入したMac ProをAppleの公式下取りで査定の依頼をしたところ、なんと50分の1以下の価格での買い取りを提案されたと投稿。大きな物議を醸している。Apple製品はリセールバリューが高いと言われているが、もはやそれも幻なのだろうか?
「イメル氏が購入したMac Proは2019年に発売されたものですが、現在もApple storeで同じ構成の新品を購入することができ、価格も当時と変わらない5万2199ドルだったそう。しかしAppleの公式下取りプログラム『Apple Trade In』に査定を依頼しところ、買い取り価格は970ドル(約12万5000円)だった。これにイメル氏は『暗号資産の他に3年間で価値が50分の1に下落したものがあっただろうか?』と驚きのツイートをしており、Mac Proを売ってもiPhone14Proを購入することはできないと嘆いています」(ネットライター)
Apple製品は洗練されたデザインやOSアップデートが長期可能なことなどから、買い取り価格が下がりにくいリセールバリューが魅力のひとつに挙げられる。そのため、iPhoneやiPadは短い期間での購入と転売を繰り返せば実質無料で運用できると言われるほどだ。そのため、今回のイメル氏の投稿には多くのAppleファンから驚きの声が上がっている。
「なぜイメル氏のMac Proが5万2199ドルもするかというと、様々なオプションを大量に選択しているからで、Apple Trade Inで下取りしてもらう場合にはカスタマイズしたオプションは査定に反映されず、基本構成に合わせた価格が提示されるとの情報もあります。また、Apple Trade Inは基本的に下取り価格がそれほど高くないので、Apple製品を売りに出す場合は別のショップを探した方がいいとも言われています。それにしても、下取り価格が50分の1以下というのはあまりに衝撃が大きい。Apple製品だから価値が下がりにくいという考えは改めておいた方がいいのかもしれません」(ガジェット系ライター)
Apple製品のリセールを考えている人は、早めに査定をしてもらった方がいいかもしれない。
(小林洋三)