河野太郎氏が「反ワクチングループ」に激怒! 悪質なものには法的手段も

 河野太郎デジタル担当相が自身のブログで、反ワクチングループがワクチンに関する悪質なデマを流していることに法的措置を検討していることを明らかにした。

 昨年12月31日に更新されたブログで河野大臣は、ネット上で自身への悪質なデマがしつこく流されるようになったと指摘。その一例として「ワクチンの後遺症について責任を持つと言ったのだから責任を取れ」といった意見があることを挙げ、ワクチン接種の進め方についてクレームが入るようなら責任を持つ、ワクチンを廃棄せず有効活用を求めていることで批判があれば責任を持つとは言ったが、「後遺症について責任を取る」といった発言をしたことはないと説明した。

 また、こうしたデマを流しているのは反ワクチングループであるとして、悪質なものに関しては法的手段を検討すると綴っている。

 河野大臣は昨年10月にも自身のツイッターで、自衛隊員400人がコロナワクチン接種後に死亡したというデマが拡散しているという記事を引用し、「反ワクって本当に懲りないね」と批判。昨年12月25日に「ABEMA的ニュースかみついた・かみつかれた人生相談SP」に出演した際も、ワクチンに関するデマを流布して迷惑をかける人には必要な手段を取ることもあり得ると述べるなど、これまでたびたび反ワクチングループを非難している。

「しかし、こうした河野氏の言動にネット上では、『国がワクチンに関するきちんとしたデータを出さないから変な憶測やデマを呼ぶ』といった指摘も相次いでいます。もちろん悪質なデマの発信は言語道断ですが、そのデマが拡散して信用されてしまうのは、裏返せば正確な情報を知らない人が多いということですからね。反ワクを批判するよりも、もっとワクチンに関する情報をメリットばかりではなくデメリットも含めて分かりやすく伝えてほしいと思う人も多いのでしょう」(フリージャーナリスト)

 ワクチンへの偏見をなくすためにも、正しく詳しい情報の提供が必要だ。

(小林洋三)

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