河野太郎氏に「Ⅹのブロックは引きこもり」、水谷隼氏の主張に称賛の声

「何らかの形で誹謗中傷を止めなくてはならない。ひとつは法的な手段に訴える。もうひとつ簡単な方法は誹謗中傷する人をブロックする」

 8月26日の総裁選出馬表明会見で、ネット上の誹謗中傷についてこう述べたのは河野太郎デジタル相。この発言に反応したのは元卓球日本代表の水谷隼氏。8月27日放送の情報番組「ひるおび」(TBS系)で意見を求められた水谷氏は、「Ⅹのフォロワーが250万人以上いるんですよね」と前置きして、その投稿内容について「若者の心をつかみにいってる」と指摘。その後、河野氏の先の発言に触れてこう語った。

「誹謗中傷を河野さんがされたらブロックしちゃえばいい、みたいな話をしたんですね。自分自身も誹謗中傷、けっこうされていて、ブロックするっていうのは選択肢のひとつではあると思うんですけど、ブロックするっていうのは、学校でいじめられたら、いじめられないために引きこもればいいんじゃないかっていう感じなんですよね。だからブロックじゃなくて、誹謗中傷に対しては厳しい対応をしていってほしいとは個人的には思いましたね」

 水谷氏の「ブロックは引きこもり」という主張に、SNS上では《水谷さん正論》《ブロックではなくきちんと反論してほしい》といった称賛の声が寄せられる一方で、《水谷さんブロックされないか心配》《誹謗中傷ではなく意見しただけでブロックされるよ》《誹謗中傷と河野氏のブロックはぜんぜん話が違う》などと疑問の声が上がっていた。

「番組では河野太郎氏の人気の低迷を掘り下げて解説していました。2年前の世論調査では、『総理にふさわしい人』のアンケートで1位だったのですが、今年8月にマスコミ各社が行った世論調査では、4位以下と低迷。デジタル大臣として推進しているマイナンバーカードやマイナ保険証への不信感が大きく影響していると思われますが、水谷さんが言うように、Ⅹでのブロック乱発も若者人気の低迷を招いた一因だと見られています。河野氏を直接批判しなくても、コロナワクチンやマイナカードなど政策について意見を述べただけでブロックされたというケースも報告されています。ネット上でも《ブロック大臣が総理候補とは…》などと批判が相次いでいることから、河野氏がブロックを解除しているという情報もありますが、いずれにしても、今回の総裁選出馬でフォロワー数が増加することは間違いないでしょう」(メディア誌ライター)

 3回目の総裁選出馬を契機に、ブロック措置が緩和されるか。Xでの動向にますます注目が集まりそうだ。

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