岸田文雄総理が伊勢神宮を参拝して年頭会見に臨んだ1月4日、TBS系の情報番組「ゴゴスマ〜GO!GO!smile〜」では、参拝客でにぎわう伊勢神宮の参道から生中継。「参道で食べられる松阪牛」というテロップのもと、男性リポーターが絶品グルメを食レポしたところ、視聴者から間違いを指摘する声が相次いだ。
「三が日を過ぎてもかなりの人出です」と一声を発したのは奥平邦彦リポーター。「三重県の名物のひとつ」として紹介したのが、松阪牛を使った「松阪牛しぐれ福まん」。常に行列のできる人気店とのことだが、奥平リポーターは「松阪牛しぐれ福まん、いただけますか?」と店舗スタッフにオーダー。せいろのふたを開けると、湯気がたちのぼり、話題の商品が画面に登場。「いかにも幸せを運んでくるビジュアル」とリポートし、さらに福まんのひとつひとつに刻印があることに触れて、「ちゃんとコレ、はんこが押してあって、これが牛、松阪牛のはんこなんですね」「こちらのお店ではA5ランクの松阪牛を100%使った肉まんが名物ということで」と説明。実食すると、「どっさりと松阪牛が入っております」「しぐれ煮なのでやわらかいんですよね」と感想を述べた。
中継の最後に、コメンテーターでフリーアナウンサーの古舘伊知郎は、「奥平さん、髪の毛の色染めた?」とツッコミを入れ、奥平リポーターは日光の焼けによるものだと説明していたが、SNSでは《突っ込むのはそこじゃない》《早く訂正して》といったコメントが…。
「リポーターは『松阪牛』を『まつざかぎゅう』と連呼していましたが、これは明らかな間違い。正しくは『まつさかぎゅう』で、『さ』は濁りません。これは松阪市のホームページでも、明らかな間違いとして『まつさかぎゅう』『まつさかうし』で商標登録していると明記されています。スタジオにはMCの石井亮次アナや古舘さんがいたにもかかわらず、『まつざか』という読み違えをその場で訂正できなかったのは残念としか言いようがありません」(テレビウォッチャー)
三重県が誇る最高峰の和牛ブランド・松阪牛。今回の放送をきっかけに、SNSで正しい読み方を知ったというユーザーもチラホラ…。これを機に松阪牛への理解を深めてほしい。