年の暮れにインフルエンザが猛威を振るっている。東京都では12月22日までに患者報告数が6年ぶりに警報基準を上回るなど、全国各地で「インフルエンザ警報」が発令されている。26日に放送された「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(TBS系)では、流行中のインフルエンザについて徹底解説。その中で、コメンテーターで弁護士の山口真由氏の発言が、スタジオを凍りつかせる一幕が見られた。
番組では、今年のインフルエンザの主流をA型の中の「pdm09」と説明。クリニックの院長は、「12月の第1週と比べ感染者が突然10倍となり異様な広がりを感じています」とコメントしていた。この「pdm」はパンデミック、「09」は2009年を指し、09年に大流行した新型インフルエンザウイルスを示し、「強烈な倦怠感」「頭痛」「発熱」などの症状が強く出るという。
すでにワクチン接種済だという元宮崎県知事の東国原英夫氏は「2009年これかかってます」と語り、「苦しかったの覚えてますわ」と振り返り、産婦人科医の丸田佳奈氏は「マスクを持ち歩いていただきたい」とマスクの常備を呼び掛けた。その後、弁護士の山口氏は「本当にね、私も今、家、全員風邪なんですけどね」とコメント。すぐ前に座る東国原氏は「え!」と驚きの声を上げ、身構える仕草を見せた。
山口氏は「すいませんね」と述べつつ、風邪にかかったという家族はインフルエンザでも新型コロナでもなく、「名もない風邪」と釈明。「今年の風邪は邪悪ですからね。本当につらい。咳止めがぜんぜんないんですよ」と話し、特に鼻水の症状がひどいそうで、「一家でボックスティッシュ抱えて移動しています」と自虐的に語っていたが、スタジオを凍りつかせた衝撃告白にSNSでは《家族全員風邪なら休むべきでは?》《みんなソワソワしてる》《東国原さんの顔が引きつりまくってる…》といったリアクションが寄せられていた。
「来年4月から、普通の風邪も新型コロナやインフルエンザと同じく5類に分類されます。新型コロナは2類に移行したことで、学校出席停止期間が原則7日間から5日間に短縮されましたが、普通の風邪も新型コロナ同様に警戒が必要ということでしょう。普通の風邪を5類にしたのは新しい感染症の早期探知が大きな理由で、移行後は患者数の集計なども行われることになります。『一家全員風邪』とノーマスクで語っていた山口さんが何らかのウイルスに感染している可能性は高いと言えますし、今回はリモート出演という選択肢を取っても良かった気がします」(メディア誌ライター)
年内最後の出演とはいえ、共演者が体調を崩していないことを祈るばかりだ。
(小林洋三)